うちの子は、富士宮市は宮原にある法華寺というお寺が営む小さな認定こども園「宮原学園」に通っています。
毎年2月に行われるここの「作品展」がスゴイのでご紹介します!!
毎年、年度ごとに年間を通じた保育の「テーマ」が設定されています。このテーマに沿ってお遊戯会や夏祭りなどの行事や保育の内容が構成されているのですが、今年のテーマは「世界」。作品展も「世界」がテーマです。
遊べる!映える!テーマパークのような共同制作の部屋
園舎の扉をくぐると、そこにはテーマ―パークのような世界がひろがっています!
世界観がスゴイんです。
さくらぐみ(小規模保育)、こうめぐみ(012歳クラス)、うめぐみ(年少クラス)、たけぐみ(年中クラス)、まつぐみ(年長クラス)それぞれ、「世界」のどこかの国の物語が広がります。壮大な共同制作の中に、こどもたちの作品がちりばめられております。
まずは、さくらぐみの「白雪姫」(ドイツ)から登場した白い馬がお出迎えしてくれました。
そこには、「乗らないでください」ではなく、「お乗りください」と書かれています。
そう、ここの作品展は、「見る」だけでなく、作品の世界を「感じる」ことができるのです!
「こびとの家」は中に入ることができます。小さなお友達も小学生も、とりあえずは入れるものがあったら入り、穴があったら顔をだします!(笑)
屋根には普段見られない保育中の子どもたちの姿が、壁にはみんなで描いた絵が見られます。
リンゴの木のりんごは、小さなこどもたちが新聞紙を丸めて先生たちと作りました。
魔女の手から吊り下がっているリンゴは、引っ張ると「ビヨーーーンッ」と跳ね上がる仕掛けが。
こうめぐみは、「アメリカ」。
映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の世界が広がります。
たくさんの風船をつけて飛んでいく家を見事が見事に表現されています!
家の周りを飛ぶかわいらしい「鳥」はこどもたちの作品。
そして、空飛ぶ家の奥には、アメリカの象徴、自由の女神とハリウッドが覗きます。
自由の女神が立派!
そして、ハリウッドの山は子どもたちがスタンプをぺたぺたして色付けしたそうです。
岩感が出ていて、なんだか秀逸です。
お次はうめぐみさん。マダガスカルのジャングルを表現しています。
またまた乗れるライオンが登場!「Photoスポット」の表示もイマドキです。
首の長ーいキリンも迫力です。
ジャングルに無数にある「葉っぱ」は、子どもたちが一生懸命チョキチョキしてくれたそうです。
「ごめん~、葉っぱが少し足りなかったの。もう少しお願いしてもよいでしょうかぁ?」
「もぉ~、先生、しかたないなぁ」と言いながら、さながら葉っぱ製造工場のように(笑)!
上手な声掛けで子どもたちをのせ、根気よく取り組ませた先生の手腕も見事です。
変わってこちらはたけぐみさん、 童話 「人魚姫」のを生んだアンデルセンの故郷、「デンマーク」を再現しています。
カラフルで美しいコペンハーゲンの街並みと、人魚の暮らす海底です。
成長に合わせ、ハサミを使って丸く切ったり、貼り合わせたりした楽しい作品が並びます。
そして、いよいよ年長まつぐみさん。物語「アラジン」のモデルとなったインドの「タージマハル」の大作です!
さすが王様のお城、ゴージャスな、真っ白い中にキラキラがちりばめられた美しい世界が広がります!
キラキラのスパンコールやビーズを使って、自分だけのフレームやネームプレートを作成しています。
以上が作品展のメインとなる部屋でした。
「はやく、こっち来て来て!」「これ見て!」と急かすわが子を尻目に、細部まで見尽くしたくなる部屋です。
一つ一つ作品を眺めたり、先生たちの説明を読んだり、製作中の子どもたちの様子を眺めたり、photoスポットで写真を撮ったりと、自分の子のクラス以外でも見入ってしまうので、じっくりゆっくり、三周しても足りないくらいでした。
個人作品の部屋
隣の部屋には、園で描いた季節や行事の絵、個人の作品が並んでいました。こちらは、ゆくり落ち着いて見られます。
大人になるとなかなか描けない、自由で、自分らしい絵や文字が並んで、心奪われます。
「普段おとなしいけど、絵が得意なんだな。」「大胆であの子らしいな。」そんな事を想いながら、 自分の子の以外の作品も、見ていて楽しいです。
お作法の成果を披露する「お茶会」
年長まつぐみさんがお茶を出してくれる「お茶会」もあります。
お寺で学んだ「お作法」を披露する場です。
ふすまを開け、両手をついてご挨拶をし、お客様にお茶とお菓子を運んでくれます。
在園児も楽しみにしているお茶会。 まつさんの姿がお見本になります。
来場したお客さんも、作品鑑賞の合間にお茶とお菓子が楽しめて一休みできるのが嬉しいですね。
以上、認定こども園「宮原学園」作品展の魅力は伝わったでしょうか!?
作品展は、毎年2月のどこかの土曜日に行われます。
園に通っている方に限らず、どなたでも鑑賞OKなので、ご興味ある方はぜひ来年ご来場ください!小学生や小さなお子様も楽しめること間違いなしですよ!!