私は、県外出身ということもあり、子どもたちが「おじいちゃん・おばあちゃん」と会うのは年に1~2回あるかないかの頻度です。しかし、子どもたちには「富士宮のおじいちゃん・おばあちゃん」がたくさんいます。地域のみなさんはいつも気に掛けてくれていて、「大きくなったね」「いつも元気がいいね」「お母さんもお父さんも頑張ってるね」など声をかけてくれます。
長男が生まれてからずっとお世話になっている子育てサロンでは、些細な悩みから新しくできた店など雑談に花を咲かせてリラックスできる大切な居場所でもあります。
子育て応援ということ
子育て事情はどんどん変化しています。私が子どもを産んでからも変化はたくさんありました。いま新生児を育てるとしたら、その変化に戸惑ってしまうと思います。それが自分の親世代となったらもっともっと子育て事情の変化に戸惑うことも多いのではないでしょうか?
応援したいけど、どうしたらいいかわからない。不安だ…という祖父母世代の思いと、子育てのサポートをお願いしたいけど、子育て事情の違いをうまく伝えられるだろうか?孤立した子育てになっていて誰かに頼るということに罪悪感を覚えてしまうというような子育て世代の不安の架け橋となる冊子が富士宮市にはあります。
今回は、この「孫がつなぐ笑顔の輪 子育て応援ブック」を活用した「孫・他孫(たまご)育て講座」の令和2年度講座が開催されるということで、ハハラッチしてきました!!
冊子の特徴
昭和初期頃まで子育ては地域ぐるみで行うことでした。しかし、昭和40年代頃から子育ての中心は「母親」という政策のもと、「地域で子育て」ということが衰退していってしまいました。平成に入り、男女雇用機会均等法など男女ともに子育てと仕事を両立するようになりました。家事に育児に仕事にと慌ただしい子ども世代の「育児の肩代わり」ではなく、「子育て応援」として祖父母だけでなく近所に暮らす地域の方々も一緒に、自分の孫も地域の孫(他孫たまご)と交流できることを目指して冊子が作成されました。
メモ
冊子の内容はリンクした先のハハラッチ記事にも詳細があります。
実際に子育て支援に関わる活動をしている幅広い年代、すべての立場の方々の意見を取り入れた冊子となっているのが特徴です!実際に私が読んでみても世代間の子育て共通認識となる、一つの参考書だなと感じました。

おじいちゃんもおばあちゃんも地域の人もブラッシュアップ中!
現在、様々な場所で冊子を講話の資料として活用されています。
その中でも、富士宮市社会福祉協議会では昨年度より「孫・他孫(たまご)育て講座」を開催し、冊子を資料としつつ子育てサロンの見学など実際の現在の子育て事情を講義しています。
昨年度は定員を大幅に超える受講希望があり、今年度もコロナ禍の中で人数制限があるなか地域の孫育ての応援に関心を持っている方が講座に参加していらっしゃいました。
中には民生委員を務めている方や、4世代家族で孫と子ども世代とひいばあば世代との架け橋となっている方なども参加されていました。
自分の子どもと違い、孫に対しては育てるという責任がないから、自由に関わって気軽に子育て応援をしている。その時にこの冊子を思い出しながら声掛けをしたりしている、というお話も聞かせていただけました。
子育てママは、孤独じゃないよ。
子育て中の不安は多岐にわたります。第1子、第2子、第3子…。人数でも変わりますし、ライフイベントごとにも不安や心配が尽きません。
今回お話を聞いた健康増進課の担当の方の「子育ては助けあう。地域の方もみんな関心を持って見守っています。ママ達も遠慮なく頼ってもいいんですよ。」というお話が印象に残っています。
お出掛け先で、スーパーで、色々なところで困っているママ達を見かけても声をかけていいのか迷ってしまっている地域の方々がいるかもしれないです。赤ちゃんの泣き声に眉をひそめているのではなくて、実は微笑ましく見守っていてくれているのかも。
子育て真っ最中は自分と子どもの小さい世界に目を向けがちですが、そんなママ達を応援したいと思っている人たちに気が付くことが出来たら、ほんの少し、肩の力を抜くことが出来るかもしれないですね。
そして、子育てがひと段落したら、今度は新米ママ達へその時の思いや恩を伝えていくことが出来たら、より子育てしやすい環境が生まれるプラスの循環が生まれそうですね。
配布・問い合わせは…
子育て世代包括センター(保健センター)では希望者に無料で配布しています。
5冊以上希望される場合は事前にご相談ください。
富士宮市健康増進課(保健センター)
〒418‐0005 富士宮市宮原12番地の1
電話0544(22)2727
または、地域の富士宮市主任児童委員、更生保護女性会にて配布されています。お尋ねください。