お産応援タクシー

2018.07.17 公開

陣痛がきた時に夫やパートナー、病院に連れて行ってくれる家族が近くにいなかったらどうしよう( ノД`)

そう思ったこと考えたことってありませんか?
出産はどんなに準備をしていてもいつ陣痛がくるかわからないというハラハラがありますよね。
陣痛がきてからすぐに出産となる方もいれば、出産に時間がかかる方も・・・。

わが子に会う準備の1つとしてお産応援タクシーの登録をしてみませんか?

お産応援タクシーって!?

平成29年度から静岡タクシー協会富士・富士宮支部が始めた妊婦さん向けのシステムで、
事前に“お迎え場所” “かかりつけ産院” “出産予定日” などを登録しておくことで、
陣痛がきた時に簡単にタクシーを呼べるというものなんです。

登録は無料!!!

利用料金は通常のタクシー料金と同じ!!!

だから登録だけしておいて、陣痛がきたときに病院に連れて行ってくれる家族がいるなら、家族に病院に連れて行ってもらうでもいいんです♪
実際に陣痛がきたときに病院に連れて行ってくれる人が近くにいなくても困らないように
のシステムです。

 

どこで登録用紙をもらえるの?

お産応援タクシーの登録用紙は母子健康手帳交付の際にもらえます!
富士宮市では、富士宮市保健センター。
富士市では、富士市役所4階。(フィランセでは交付していないので気をつけて!)
登録しようと思ったのに用紙をなくしちゃった( ノД`)
っという時には富士市も富士宮市もホームページからダウンロードすることもできるので一安心♪
登録用紙の裏面に必要事項を記載してタクシー会社にFAXするだけ!
FAXが自宅にない方は電話でも登録に対応してくれるそうです♪
登録用紙の裏面にも書いてあるのですが、
万が一に備えて複数のタクシー会社に登録しておくのがオススメ!


実際に利用するときの利用方法は?

① 陣痛がきたら、かかりつけの産院へ連絡し、指示を仰ぐ。
(タクシーで来院していいか確認を!救急車の指示があったら救急車を呼んでくださいね!)

② 登録をした電話番号から、登録しておいたタクシー会社に電話。
(非通知設定している方は「186」を押してから電話番号を押してくださいね!)

③ オペレーターからの確認に答える。
(自分で歩ける状態か。付き添いの方がいるか。産院に連絡しているかなど・・・)

④ タクシーの到着予定時刻を聞き、大きめのバスタオルと入院に必要な荷物を用意して到着を待つ。
(大きな荷物はドライバーさんが持ってくれるので安心!)

たったのこれだけ♪

 

タクシー内で破水とかしたらクリーニング代など請求されるの!?

これ気になりませんか?
いくらいつものタクシー料金と利用料が同じでも、もし座席を汚してしまったら・・・
こんな心配はつきものです( ノД`)

利用方法の④に書いてある持ち物の1つの大きめのバスタオルは車内での破水や出血といったことなどに
対応するための持ち物ということですが、お産応援タクシーの座席にはシートカバーがついているので
汚してしまっても心配はいらないそうです!

お産応援タクシードライバーは、みんな事前に講習を受けた方!

ドライバーさんは妊婦さんを安全・安心かつ心地よく産院等に送迎するために
事前に講習を受けています。
この講習を受けると静岡タクシー協会からお産応援タクシーのシールが渡され、
晴れてお産応援タクシードライバーになるそうです!
この講習は富士市と富士宮市が1年おきに交互に開いているもので年に2回開催されます。
(今回、富士宮市の保健センターで開かれた講習の様子はハハラッチスタッフの佐野が撮影)

この日参加したドライバーさんは38名(内1人が女性)。
そうドライバーさんは男性が多いんですよね!
出産を経験していない男性でも大丈夫なの?と思ってしまった私。
はい、大丈夫なんです(^▽^)/

講習ではドライバーさんが“妊婦さんの気持ちの理解” “安心・安全・心地よい対応” “妊婦さんを乗せた時の対応”を助産師さんや保健師さんが伝えてくれます。

今回おじゃました講習の中で特に嬉しいなと感じたことは、
実際にドライバーさんたちがドライバー役と妊婦役に分かれて実際の現場を想定しての
ロールプレイが行われていたことでした。

役の交代は自由で、妊婦役のドライバーさんは妊婦ジャケットを装着し行われました。
妊婦ジャケットを装着したドライバーさんからは

「お腹が前に出ているので、足もとが見えず恐い。」
「座席に座るのも、前屈みになれないぶん、辛い。」
「足を上げるのがたいへん。」
という声が上がりました。
そうなんです~、妊婦さんって大きなお腹で足元よく見えないんです( ノД`)
車に乗るのも素早くは乗れないんです( ノД`)
講習会の撮影に行ったハハラッチに、
こういうときどこを気にして欲しいと熱心に質問してきたドライバーさんもいたとか。
そんなドライバーさんに陣痛には波があること。
陣痛がひいている時は話しかけられても答えられるけど、
陣痛がきているときは、首をふって反応するのが精一杯の時もある。
そのタイミングで目的地についたとしても、痛みがひくまで動けないかも。
また、陣痛中は、うーとか思わず声が出ちゃうこともあるので、気にしないでほしいと伝えたそうです。

お産応援タクシーは念のためのお守りに!

お産は人それぞれ!
陣痛から始まったり、破水から始まったり何から始まるかどう進むかみんな違うし、
経産婦さんでも前回と違うことも!
どんな始まりでも不安になったり焦らない・慌てないためにも
お産応援タクシーを登録してみてくださいね♪
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ハハラッチライター

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あやや

好奇心のかたまり なりたてホヤホヤの3人のママです。生まれも育ちも富士宮!!なのに知らないとこだらけ。楽しみながら富士宮をお伝えします♪

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