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木工製品は独特のぬくもり感があるので好きな人も多いのではないでしょうか。
でも気軽に普段使いできるものを探そうとすると、案外見つからない??
そこでキーホルダーと靴べらという日常に溶け込んでいるアイテムを、廃スケートボードで作っているクラフト作家「JOLLY Wood Craft」さんをご紹介します。
廃スケートボードを使ったウッドクラフト
カラフルなアイテムがたくさんの「JOLLY Wood Craft(ジョリー ウッド クラフト)」が使用する木材は、なんと!使用済みのスケートボード!!
ゴミとして処分されてしまう廃スケートボードをアップサイクルすることで、新しい価値を与えています。
サラリーマン、お父さん、ウッドクラフト作家、サーファーと4足のわらじを履いている工房主の吉岡 伊織(よしおか いおり)さんは、市内外のイベントに出店する時はワークショップもやっていて、カラビナなどを作る時に発生する端材を使った工作が楽しめるんですよ。
スケボーは断面の配色がきれい!
スケートボードは複数の板を重ねて作られています。だから断面はとてもカラフル。その色を生かした製品は、見ているだけで気持ちが上がります。
カラビナ
一番人気はかっこいいうえに普段使いできるカラビナ。
この形、どこかで見覚えないですか? 実は釣り針と波を組み合わせたデザインなんですよ。
ハワイに伝わる「夢を釣り上げる釣り針」と、大好きな波をイメージして作ったと話してくれました。 お話しを聞いてから改めてカラビナを見れば、確かにビッグウェーブになってる!
しかもチューブ波。もう脱帽です。
靴べら
お客さんからの要望で作り始めた靴べら(全高約47cm)。
かかとに当たる部分は、ボードのカーブを利用しています。
一般的にどんな靴べらが売られているかインターネットを見てみれば、結構シックなものが多かったです。それに対してJOLLYさんの靴べらは、スケボーの柄と層を全面に出したビビッドなものばかり。玄関に1本あるだけで映えますよ♫
この長い靴べら、お婆ちゃんたちに人気なんだとか。プレゼントにもよさそうですね。
感じるままに作って!木工ワークショップ
カラビナを作る過程で発生する端材を使った工作ワークショップ。実にさまざまな形の端材があり、それを自由に組み立てて自分だけの作品を作ります。使用する道具は用意されているボンドだけ。
そして親子で参加した場合、保護者さんへのお願いが1つだけあります。それは、
「口をはさまず自由にやらせてください」
父の願いから生まれた「お願い」
ワークショップの時、見守りながらも「〇〇してみたら?」「こうしたら出来るよ」と、つい口を出してしまう保護者さんが多いそうです。
親からの声掛けも子ども目線だと、あらかじめ引かれたレールになってしまわないかな……。
ワークショップだからこそ、ものづくりを自分のペースで楽しんで欲しい。
そんな父親としての想いが「お願い」には込められています。
本当に困っていれば大人の手助けもOK、それ以外は自分の手で納得するまで作りきる。自力で完成させた子どもたちの笑顔は、それはキラキラしているそうですよ。
イベント出店はインスタでチェック!
吉岡さんが廃スケボーをアップサイクルしようと思ったのは、ご自身がイベントでスケボーを加工した製品を売っているお店に出会ったことがきっかけでした。
そのお店の前でどれを買おうか悩んでいた時、自分が子どもの心に戻って一生懸命選んでいるのに気がついたそうです。
自分はどの色が好きなのかな?とお気に入りを探す時間まで楽しいJOLLYさん。
製品はイベントに出店している時か、インスタグラムからDMで問い合わせれば購入できます。
出店状況も合わせて、インスタグラムをチェック! ぜひ足を運んでみてくださいね。