地域の人に愛される“移動販売車”、富士宮羽鮒店の「セブンあんしんお届け便」

2020.04.03 公開

「子どもが小さくて買い物に出かけるのが大変」
「妊娠中で車はあまり運転したくないけど、買い物は行かなきゃ…」
「田舎に住んでいるのでお店が遠い。家事と育児で忙しいのに…」

そんなふうに思ったことありませんか?

私は旧芝川町という富士宮のはずれに住んでいるので、妊娠中や子どもが小さいときは
とても買い物に不便をした
記憶があります。
今回、同じような想いをもっている人がいたら紹介したい!と思い、
セブン-イレブン富士宮羽鮒店さんの移動販売車「セブンあんしんお届け便」
取材させていただきました。

セブン-イレブン富士宮羽鮒店さんでは2年ほど前から月曜~金曜の毎日、
食料品から日用雑貨も含め約150アイテム以上の商品をのせた移動販売を走らせています。

芝川(旧芝川町。現在は富士宮市)という、人口もお店も少なく高齢化が進む土地で、
「地域の方のためになることを」という想いでお店づくりをされていたオーナーさん。
㈱セブン-イレブン・ジャパンの本部の方からこの移動販売車の話を提案されたとき、
「不便を感じている芝川のみなさんに喜んでもらえるかも」
と感じ、やってみようと決意されたそうです。
地域の方が集まる会合などで紹介し、地元の方にご協力を頂き、いまでは地域のみなさんに
とても重宝され、愛されてている存在です。

移動販売車は、ご要望のあった個人のお宅や企業さん、車を停めさせて頂ける協力店さん
などを巡回しています。

取材させて頂いた旧芝川町の内房にある鉄板焼きやさん「てっぱん もっち」さんでは、毎週月曜・金曜の週2回午前中に、移動販売が行われています。

♪セブン‐イレブンの移動販売車  セブンあんしんお届け便がやってまいりました♪
走りながら流れる大きな音楽を合図に、「待ってました」とばかりにご近所さんたちが
集まってきます。

みなさん、楽しそうにお買い物しています。
宅配サービスとは違い、「実際に商品を見て、お買い物を楽しめるのがいい」そうです。
また、週末に家族が車でスーパーに連れて行ってくれることがあっても、
なんとなく気を遣ってしまったり、買う物に口出しされたりすることもありますよね。
「自分のお金で、自分の好きなモノを自由に買い物できる」というのが、
楽しみの一つにもなっているようです。

お菓子やおつまみも充実。

もちろん、不便の解消にも。 週2回 、家の近くまで来てくれるので
牛乳を切らしてしまったときもサクッと買えます。
タバコや絆創膏、トイレットペーパー、揚げたてのコロッケなど、
「次くるときに持ってきて」とお願いをしておけば、きちんと要望に応えてくれます。

雨の日も風の日も寒い日も、きっちり車はやってくる、
「毎回来てるからって、気を遣って『何か買ってあげなきゃ』なんて思わなくても
いいですよ。」
と言ってくれる 、そんな真摯な姿がみなさんに愛される理由です。

冷凍ケースも搭載。「孫が来た時のために」とアイスを買い込むお客さん。

「あら久しぶり。元気だった?」
「私このお菓子好きなんだよね」
「この間のコロッケ美味しかったわ~」
「あの人最近来てないけど…。様子見に行こかしら。」
店員さんとお客さんや、地域の方同士のコミュニケーションの場にもなっています。
外に出て、お買い物することがちょっとした気晴らしにもなる。
一人暮らしの方や家族と離れて暮らす方の見守りにもなる。

なんだか新しくて、フレキシブルで、とてもあたたかい買い物支援だと感じました。

支払いにはナナコカードも使えます!(チャージはできません)

利用されている方にお話を聞くと、
「コンビニだって、今はスーパーとたいして値段は変わらない。
移動販売だからって価格を上乗せしてることもないし、本当に便利。
最近のコンビニは添加物とか減らすように努力してくれてるしね。
セブンの商品だから安心で、なんたって美味しい!使わない手はないよ。」

まさに、「近くて便利」ですね。

移動販売担当の赤池さん(左)と、オーナーの望月さん(右)

移動販売車はこのあと、周辺地域の歩くのが困難なお家を数件回り、
内房地区の更に山奥にある企業さんの工場まで巡回に行きます。
そして、いったん店舗に戻って商品を補充し、午後はまた別の巡回ルートに出かけます。

家からあまり出る事ができない買い物困難な方からのご要望や、
周辺にお店がなく困っている地域で車を停める場所を提供してくださる方からの
お声掛けがあれば、巡回ルートに組み込めるか随時検討し、出来る限りご要望にお応えしているそうです。
いろんな方の気持ちに応えながら、少しずつ訪問場所が増えていっています。

この移動販売車「セブンあんしんおとどけ便」は、羽鮒店が取り組みを始めた当初は
全国で20台ほどしかなかったそうですが、現在は約100台が全国各地で活躍しているそうです。

「今後この取組みはもっともっと広げていきたいと考えています。
オーナーさんと地域の方とのつながりや、信頼できるスタッフさんの存在が
とても大事だと感じています。」

と本部の方はおっしゃっていました。

24時間営業の是非、店舗数の飽和など、コンビニの様々な課題が聞かれる昨今ですが、
いまや社会に欠かせない存在となっているコンビニの、更なるポテンシャルを
とても感じました。

セブン‐イレブン富士宮羽鮒店さん、もちろんベビ*ステ登録店にもなっています。
買い物が大変と感じている妊婦さんや乳幼児のお母さんたちにとっても、
きっと頼れる存在ですよ!

セブン‐イレブン富士宮羽鮒店

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ハハラッチライター

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かっちゃい

スーパーとラジオ体操を愛するマジメちゃん主婦 スーパー大好き主婦です。気づくと店内を2時間うろうろしていることもあり。3人の育児と仕事に追われながら、ズボラでエコでおいしい料理を日々探求しています。運動不足ながらも、毎朝のラジオ体操第一・第二は欠かさない♡

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