ハハラッチ活動を始めて6年。(活動スタート時から参加しています)ハハラッチのスタッフ佐野です。
当時小学校3年生だった長男も今は中学3年生!!幼稚園児だった次男も小学校6年生になりました。
この2年は旅行などにも行けずがまんがまんで過ごし、まだ影響は消えていないものの、
予防の仕方というか付き合い方にも慣れてきたので、この夏、思い切って旅行の計画を立てました。
それも「子どもたちだけの旅」!!
一体どんなものだったのか!?どうぞ、お付き合いください。
目的地を決めよう!
旅の主役は、私の息子、中3の長男と小6の次男。そして、夫の幼馴染で日ごろから家族ぐるみでお付き合いのある友人家族の中3の長男君の、男の子ばかり3人です。
皆、電車が好きということから電車旅であることは決まっていましたが、
目的地は決まっていませんでした。
「寝台特急に乗ってみたい」という発言をきっかけに、それなら、富士駅から乗れる寝台特急「サンライズ出雲・サンライズ瀬戸」に乗ってみたら?という展開に。
出雲(島根県)か、瀬戸(香川県)か・・・。
中3二人が受験生のため、「合格祈願に出雲大社へ行ってみたらどうだろう」ということで、
目的地はあっさりと「出雲大社」になりました。
寝台特急の切符を買おう!
さて、最大の問題は、寝台特急の切符を買うこと。
かつて、日付をまたいで運転される夜行列車は多くありましたが、飛行機や新幹線など交通の便が良くなった今、夜行列車の本数は激減。
そのためサンライズ出雲・瀬戸が大人気でチケットを購入するのがかなり難しくなっているのです。
たとえば、旅行代理店のパッケージツアーなどで、サンライズを利用するプランを探せばよいのですが、子どもたち主導で旅のプランを考えることも目的としていたので、ツアーは利用しないことにしました。
ちなみに、子どもたちだけでホテルや旅館に泊まれるかどうか?
これについては友人パパがいろいろ検索してくれたのですが、親の同意書などがあれば泊まれるところもあるそうです。
ただ、今回は、出雲では泊まらず、往復列車泊することにしたのです。
と、なると、往復、サンライズ出雲の切符をゲットしなければなりません!!!
切符を求めて親奔走!!
JRの指定席の切符は、乗車日の1カ月前の朝10時に一斉に発売になります。
出雲旅行の日程は8/16~8/18だったので、行きの切符は7/16(土)、帰りの切符は7/17(日)に買いに窓口まで行かなければなりません。また、インターネットでの予約販売もあるのでそれも手配。
発売日に子どもたちに買いに行かせてもよかったのですが、休日の朝になかなか起きない息子たちをたたき起こすストレスを考えれば自分が黙々と買いに行ったほうがスムーズと判断し(笑)、
親だけで買いに行くことにしました。
なかなか取れないことは覚悟していたので、私が新富士駅、友人ママが富士宮駅と二手に分かれ、
ネットかそれとも窓口が、いずれかの方法でゲットできればと挑みました。
購入したい切符は、サンライズ出雲、出雲市までののびのび座席(一番安い座席)3人分。
新富士駅のみどりの窓口は、8/16のお盆期間の切符の販売日ということで、一般の窓口販売で並ぶのとは別に、10時から発売の切符を買い求めるお客さんだけの列ができていました。30分前に着いたのに4番目でした。
事前にどこまでの切符を何枚買うのか用紙に書いて準備しておくのですが、それを見た駅員さんが、「サンライズですか・・・4番目の購入だと厳しいかもしれませんが・・・」と。
そうなのか・・・。やはり・・・。しかしここはあきらめてはならん!!ととにかく10時の販売開始を待つことにしました。
10時を過ぎて私の順番がまわってきました。
すでに駅員さんは発券機に買いたい切符の情報を入力済み。「座先、1人離れていますが、3席取れます。それでも良ければ購入ボタン押すだけになっています!」と駅員さん。
え???えっ???と、と、取れている!!!!!
席が離れていてもいいです!!買います!ボタン押しちゃってください!!!!!
ということで、初めての切符争奪線に勝利したのでした!!!
ちなみに、ネット販売、富士宮駅の友人ママはゲットできずでした。
しかしこれだけでは旅行は成立しません。そうなのです・・・。帰りの切符が購入できなければ、出雲へは行けないのです!!!!
-----翌日-----
発券機の数が多いのと、初日ゲットできたということで、新富士駅に再び私。
友人パパが富士駅へ行ってくれました。
そして、ネット販売の予約もしておきました。
あとは新富士駅、富士駅の駅員さんの腕に運命がかかっています(笑)
10時!!!
なんと、私の方は1名分しか席が取れませんでした・・・。ネットもダメ。
あ~やっぱりだめかとあきらめていたところ、富士駅にいる友人パパから
「3枚取れた~~~~!!」と連絡があり、無事、往復の切符を購入することができたのです!!
いよいよ出発!
旅行前に一度ミーティングをして、旅のプランや注意事項を確認し、
いよいよ出発。
富士宮駅から身延線で富士駅へ行ってサンライズに乗り換えることもできますが、
今回は、富士駅集合にしました。
サンライズ出雲・瀬戸は、東京駅を21:50に発車。横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松に停車し、そこから一気に姫路までノンストップ。岡山駅で、サンライズ出雲とサンライズ瀬戸が切り離され、それぞれ別の目的地へ向かうのです。
富士駅は23:53発車。停車時間なんと1分!!
手を振って見送る間もなく、あっという間に出発してしまいました。
最大の難しい局面は、実は帰り!
行きの車中から、また出雲についてからの様子は、次男が写真をLINEで送ってきてくれて、
無事に楽しんでいる様子がわかりました。
出雲でのミッションは、
・出雲大社参拝
・昼ごはん
・日帰り温泉
・帰りの夕食(駅弁)購入
しかし、一番私が不安に思っていたのは帰りなのです。
出雲市から乗車し、富士駅には、朝5:09着。
旅の最大の難所といってもいいのではないでしょうか・・・。
なんたって、朝が苦手な男子3人なのです・・・。
静岡駅を過ぎたであろうタイミングでスマホに電話したら、眠たそうな声で電話に出たので、
起きていることは確認。
親は、富士駅のホームで帰りを待ちました。
少し予定時刻を過ぎて、列車が到着。行きとは違い、眠たそうな顔の3人が降りてきました。
忘れ物もなし!!よしっ!!
往復寝台特急での旅は無事終了しました。
親の運も使い果たし(笑)、出雲大社で合格祈願。もう、受験に合格するしかないでしょ!!( ´艸`)
長男はよほど楽しかったようで、次はどこに行こう?とさっそく思いを巡らせています。
富士宮は、高速バスや電車などいろいろ手段を選べるので、次の旅先もいろいろ選べそうです。
安心してどこにでも自由に出かけられる日常が早く戻ってきてほしいなとつくづく感じる夏でした。