令和5年11月18日(土)、12月16日(土)に 富士宮市民文化会館にて「中高生のためのLIFEデザインSCHOOL」が開催されました。
「中高生のためのLIFEデザインSCHOOL‼︎」とは
1)中高生に向け自分の将来を進路・仕事・結婚・子育てを含め主体的に捉え、ライフデザインを考えるきっかけになること
2)中高生が講座と交流を通し現在の子育てを理解することにより、具体的行動で子育てを支えるサポーターになること
3)将来的に子育てをする段階になった時の受援力をつけること
この3点を目的とした講座で、2回に分けての開催でした。
1回目
『教えて!赤ちゃんCo育てアシストプログラムと赤ちゃんふれあい体験』
《内容》母力向上委員会が開発したCo育てを体験的に学べるCo育て(こそだて) アシストプログラムを使って、赤ちゃん人形を使った子育て体験や子育て講話、今回はリアルな乳幼児とふれあいながら子育ての実態に迫る。
2回目
『子どもと私 ライフデザイン』
《内容》さまざまな人生の経験、選択を経て今現在子育てに取り組んでいるゲスト5名を迎え、そのゲストトークから自分の人生の選択について考える時間を作る。
第2回目の講座風景
私は第2回目の講座に参加させて頂きましたので、第2回目の講座風景をご紹介させて頂きます。
1)概要説明・講師紹介
講師は2児の母で子育て支援員でもあり、ハハラッチのリーダーとしてもご活躍されている佐野かおりさんです。
分かりやすく丁寧な進行で子どもたちをサポート。
2)アイスブレイク
3つのグループ(1グループ4人)に分かれ、より沢山共通点を見つけられたチームの勝ち!
4人全員の共通点だったので難易度高めでしたが、3分間で7個〜9個の共通点が出ました。
3)講義「ライフプランニングとは?」
『何になりたいかではなくどうありたいか』を探っていきます。
4)ゲストトーク
ゲスト5名のプロフィールを元に、講師のかおかおがゲストに質問をしていくスタイルで人生の分岐点についてお話を聞きました。
5)どうありたいかシートを記入・ライフプランマップの作成
各グループで雑誌からイメージを切り取り「自分が大人になった時そばにあってほしいもの・こと」マップを作成、発表しました。
6)まとめ・写真撮影
主催の母力向上委員会理事、小野麗佳さんにお話をお伺いしました
中高大学生の頃、なりたい職業は聞かれることがあっても結婚や子どものことまで考えるような質問をされることはありませんでした。
なんとなく20歳で大人になってしまうのがうれしいような怖いような感覚をもっていました。まだ何も知らないのにこのまま大人になって大丈夫なのかな、と。
そして大人になり様々なことを知って経験していくと、若いうちに誰か教えてほしかったなと思うことが多くありました。特に子どもについては卵子も老化するとか、産休後復帰しやすい職場とそうじゃない職場があるとか、両家とも実家が遠いと子育てのハードルがあがるなんていうことは、もっと早く知っておけば人生選択がもう少し違ったかもと思うことの多い分野です。
中高生が職業に限らず、自分の人生をイメージし、なりたい職業ではなく、ありたい姿を思い描くきっかけにこの講座が少しでも力になれればいいなと思って、この講座を企画しました。
講座終了後のアンケートで、私たちの描いた通り職業ではなく、自分の好きなものや譲れないものから人生を考えてみたことがおもしろかった、という意見をもつ子がいて、作りたかった場を作ることができたのかなと思っています。
今回の講座は1回のみの開催ですが、いつか学校に出向いてこのような時間を作り出せたら嬉しいなと思いました。職業からではないライフデザイン講座、ぜひ広めていければと思います。
最後に
今回の講座に私はゲストとして参加させて頂きました。学校では教わることのできない人生においてとても大事なお話を聞くことができ、あっという間の2時間半。
大人自身も、子どもたちのこと、自分たちの今後のこと。色々と考える事ができるとても有意義な時間でした。
次回開催も期待しています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。