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「子育てがしやすいまちってどんなまち?」
みなさんは考えたことありますか?正直、わたしは、子どもができるまで考えたこともなかったです。
今回は、そんな子育てのしやすいまちづくりをみんなで考えるすてきなワークショップが開催されたので、参加してきました!
その名も『ベビ*ステ 未来の子育て環境ワークショップ』です!
そもそも『ベビ*ステ』って?

みなさんも『ベビ*ステ』の赤いのぼりを見かけたことがあるのではないしょうか?
『ベビ*ステ』とは、『ふじのみやベビーステーション』の略で、ハードとソフトの両面から子育てに優しいお店を認定するしくみのこと。「あってよかった!会えてよかった!」と子連れの家族が安心して外出できるまちづくりを目指し、NPO法人母力向上委員会と富士宮市がタッグを組んで行なっています。
『ベビ*ステ』の公式HPもありますし、ハハラッチでも、多くの『ベビ*ステ』を記事の中で紹介してきました。ハハラッチの『ベビ*ステ』に関する記事はこちらからご覧ください♪
『ベビ*ステ 未来の子育て環境ワークショップ』


今回のワークショップは、『ベビ*ステ』の事業運営を行なっている母力向上委員会と富士宮市が開催したものです。
◯子育て中のママ・パパや子育てに携わっている人
◯子育てを応援したい人
◯子育てを支えたい企業や団体など
上記のさまざまな立場や視点をもつ方が参加をして、ベビ*ステの今とこれから、そして、富士宮の未来の子育て環境を考えるすてきな語らいがスタートしました。
①これまでとこれからの『ベビ*ステ』




ママたちの声から誕生した『ふじのみやベビーステーション』は、2016年から事業がスタート。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップと協定を結び、富士宮市内にあるコンビニの97%が『ベビ*ステ』認定されています。登録施設はコンビニだけでなく、ホームセンターや公共施設などさまざまな施設があります。
また、母力向上委員会オリジナルの『レンタルベビ*ステ』もあります。野外で行われるイベントにも『ベビ*ステ』があると、おむつ替えや授乳などを安心してできるのでありがたい!(詳しくは『ベビ*ステ』の公式インスタグラムにて活動が報告されていました♪)

また、子育て層以外のアプローチの中で、高校生に向けて行なった講座などが紹介されていました。幅広い世代間で子育てについて考えるってとてもすてきな取り組みです。
『ベビ*ステ』は、今後も出先で「あってよかった!会えてよかった!」と思えるハード面とソフト面の取り組みをどんどん進めていくとのこと。

ソフト面の充実の一つとして紹介された『子育て応援団!ベビ*ステフレンズ』。これは、子育てを応援したいという思いを見える化する取り組みです。
『ベビ*ステフレンズ』が増えていくと、自然と『ベビ*ステ』のことを知る人たちも増えていきますよね。使う人も登録施設もますます増えることは期待できます!
『ベビ*ステフレンズ』については、『ベビ*ステ』の公式HPでも紹介されています。よかったらこちらからチェックしてみてください♪
②ゲストトーク《コンビニオーナー×子育て中のママ》

『ベビ*ステ』について分かったところで、次はゲストトーク!
ゲストは、『ベビ*ステ』の立ち上げのころから事業に携わっている佐野商会さんと『ベビ*ステ』の利用経験があるママさん!どんなトークになるのかワクワクです☆

《登録施設側》佐野商会さん(富士宮市内でセブンイレブン7店舗の経営)
◯生理用品と同じぐらい、おむつとおしり拭きを常備するようにしている。
◯子連れの人も含めて、いろいろな人に便利にコンビニを使ってほしい。
◯需要があるものはいいけれど、少ないものは廃棄になりやすい。
(パッケージが変わったり、期限など…)
◯トイレを広くするなど、店内設備を充実させたいが、店舗によっては難しい。
◎子育ての担い手を増やすことを目標に!
その家族だけでなく、みんなで子育てを見守る社会づくりに繋げていきたい。

《利用者側》『ベビ*ステ』の利用経験のあるママ
◯ミルクのお湯が出先で気軽に使える!
◯子連れ外出で多くなりがちな荷物が『ベビ*ステ』のおかげで少なく身軽に!
◯登録施設のスタッフさんの子連れへの気遣いが嬉しい。
→ベビーカーへの気遣いなどがありがたかった。
◯いろいろなママに使ってほしいけれど、利用には勇気がいる。
◎どんな人でも気軽に使えるような工夫をしてほしい。
→ミルク用のお湯にかわいいポップがあると使いやすい…など
子育てに対する登録施設の思いと、実際に利用する側のニーズとがよくわかるトークタイムでした。
『ベビ*ステ』になったから終わりではなく、登録施設としてもっと子育ての支えになるような工夫や運営を考えてくれていることが分かり、ますます使っていきたい!という思いが高まりました♪
このゲストトークを踏まえて、これからの『ベビ*ステ』と子育てのしやすいまちについてのグループトークがスタートしました。
③グループトーク

各グループともいろいろな立場の方が混ざっていました。わたしは、現役ママと市役所職員、そして登録施設の企業の方たちとのグループに!
自己紹介にはじまり、『ベビ*ステ』に対する思いと子育てがワクワクするまちづくりについてグループで考えました。わたしのグループで出た話を簡単に紹介します。
《『ベビ*ステ』について》(◯ママ*登録施設◇市役所)
◯知っているけど、使ったことがない。
◯コンビニ以外の施設だと、どう使っていいか分からない。(入りにくい…)
◯もっと気軽に使いたい*使ってほしい。
→入りやすくなる工夫や認知度を上げることが大事!
*「最初のドア」をどうやって開けてもらえるか。
《子育てがワクワクするまちづくりについて》(◯ママ*登録施設◇市役所)
○『ベビ*ステ』もふくめて、子育てに役立つ情報を気軽にキャッチできると嬉しい。
○身近なつながりが増えると子育てもしやすくなりそう。
→つながりの増やし方は?
*つながりを増やす一つの方法として『ベビ*ステ』を活用できるように。
*あいさつや声かけなどを積極的に行い、使いやすい『ベビ*ステ』づくりを!
*今の子育てニーズを踏まえた『ベビ*ステ』の運営を目指したい。
→ママもパパも使いやすい施設づくりや情報の発信を!
○スタンプラリー的な要素を『ベビ*ステ』に取り入れれば、楽しく使えそう。



グループワークが一区切りしたところで、グループごとの発表時間になりました。円卓を囲っての発表…なんだか新鮮でした♪
今回のワークショップには、子育て中のママや家事代行サービスの方、各登録施設のオーナーの方と本当にさまざまな立場の方が参加していたので、各グループでの意見もさまざまでした!
《各グループでのご意見》
(*ベビステについて○子育てのしやすいまちづくりについて)
*公園もひとつの『ベビ*ステ』として機能できるとありがたい。
*『ベビ*ステ』コンビニに置けるものと置けないものもある。
*『ベビ*ステ』のコンビニに使い捨ての哺乳瓶などがあるとありがたい。
○託児ができる施設が増えると嬉しい。【歯医者など】
○子育て相談が気軽にできる場所が増えてほしい。
→『#8000』のような形で子育て相談ができる…など!
○子育てサロンや支援センターとして機能している幼稚園などもある!
→もっと多くの人に知ってもらうには…。
各グループの発表を通して、子育てのしやすいまちづくりを考える際、【気軽さ】がひとつのキーワードになっていることが分かりました。また、既存の施設も取り組みも「どうやって多くの人に知ってもらうか」ということが課題の一つにも思えました。
④感想のシェア


グループトークと各グループの発表が終わり、すてきなワークショップも終盤!
最後に『ベビ*ステ』や子育てのしやすいまちづくりについて、みなさんの感想をシェアする時間となりました。
《感想シェア》
・子育てをする多くの人に寄り添えるように、知ってもらうきっかけを増やしていきたい。
・富士宮の子育てがよくなるようないろいろな考えが知れてよかった!
・企業も子育てに対して温かいサポートを考えてくれている!
正直、ワークショップが始まったときは、「どんな話ができるのかなぁ…」と少し緊張しておりました。でも、いつのまにか、参加者の皆さんと一緒に、ワクワクしながら子育てのしやすいまちづくりについて考えることができたと思います。
子育て応援の輪を広げてくれる『ベビ*ステ』は、子育てをワクワクしながらできるまちに欠かせない取り組みです!これからの活動がますます楽しみですね。
ワークショップを通して…
子を育てる親として、子育てを支える企業として、「子育てのしやすいまちづくり」について考えるワークショップは本当にすてきなものでした。いろいろな立場の人が子育てについて親身になって考えてくれることが分かったし、何より、ワークショップを通じて新しい繋がりができました。
グループトークの中でも繋がりづくりが話題になりました。このようなワークショップに参加することも繋がりづくりになりますね!
『ベビ*ステ』は、そんな繋がりづくりの架け橋にもなる事業です。ぜひ活用してみてください♪