1月特集【宮の有機野菜】食卓の風景を変える「農業人 坂尻ハジメ」

2019.01.30 公開

富士宮には若く、個性豊かな有機農家の方々がたくさんいます。

私の夫もその1人。ということで、今回は私の愛する夫が営む「農業人 坂尻ハジメ」をご紹介します。

 

青森県出身の彼は、東京の大学を卒業後、都内でサラリーマンをしていましたが、毎日朝早くから終電近くまで働くというライフスタイルに疑問を感じ、サラリーマンを辞め富士宮にある「ビオファームまつき」での研修を経て独立。独立して今年で10年になります。

 

見たこともない個性的な野菜たち

 

私が初めて彼の野菜を見て思ったことは「野菜ってこんなにキレイなんだ」ということ。都会で生まれ育ち、スーパーに並ぶ野菜しか見たことがなかった私は、彼の作る見たこともない野菜の虜になりました。たとえば今の時期美味しいニンジン、スーパーにあるのはだいたいオレンジ色のニンジンですよね。でも彼が作るニンジンはオレンジだけでなく、赤、白、黄色、紫と驚くほどにカラフルでした。ニンジンだけでなく、ピーマンもミニトマトもナスもオクラも全部私の知っているものとは全然違うカラフルでいろんなカタチをしていました。

 

ムラサキ色のニンジン
色々なカタチと色のズッキーニ

 

もちろん見た目だけでなく、その味にも驚かされました。実は私は野菜が苦手で、ほとんど食べることができなかったのです。特に素材の味がダイレクトにわかる生で食べるなんてことはもちろんできませんでした。でも、彼が作る野菜は生のままボリボリ食べることができました。今まで私が食べてきた野菜は何だったのだろうと感じるほどで、あんなに野菜が苦手だった私が今ではすっかり野菜が大好きになりました。先ほどのカラフルなニンジンなどはとても甘く、しかも色によって微妙に味が違うので美味しいだけでなく、楽しく食べることもできます。

 

オクラもカラフル

 

彼の作る野菜は農薬はもちろん牛糞などの堆肥も使っておらず、その代わり地元の酒蔵から出る酒粕を手作業でまいています。必要以上のものは与えず、自然の力にまかせてすくすく、のびのびと野菜が育っていること、手間暇を惜しまず大切に野菜に向き合っていることが彼の野菜のおいしさの秘訣なのかもしれません。

広い畑を1人で

 

こんなカラフルでおいしい野菜をつくる彼のモットーは「食卓の風景を変える」。

家族や友人などと囲む食卓に自分の野菜が並ぶことで食卓の会話が賑やかになればうれしいという思いで、このような見て楽しい食べて美味しい野菜を作っています。

 

また、自らの手で直接売ることで自分の思いや野菜の魅力を伝えることも大切にしているため、都内を中心に開催されるマルシェにも積極的に参加しています。目の前でダイレクトに野菜への反応を見ることができるのでとても楽しいと話してくれました。

 

東京月島で開催される太陽のマルシェにて

 

マルシェにはなかなか足を運べないという方は、宅配での野菜セットの販売もしています。

季節のおまかせ野菜セットは8種類の野菜が入って2300円(送料別)です。

ぜひフェイスブックから問い合わせをしてみてください。

いつもとは違う野菜でいつもとは違う食卓の会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

農業人坂尻ハジメFacebookページ→こちら

 

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ハハラッチライター

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まっち

農家の嫁なオシャレ番長 大阪出身。アパレル販売員。オーガニック野菜を作る農家の夫とわんぱく盛りの息子と暮らしています。富士宮歴短めなのでまだまだ知らない富士宮の魅力を探っていきたいです。

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