子育てコラム『地域の風習 どんど焼き』

2019.01.19 公開

皆さん、『どんど焼き』って聞いたことありますか?
どんど焼きとは、1月15日の小正月の行事で、お正月のお飾りや書き初めなどを家々から持ち寄り、
積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事だそうです。
富士宮でも、各自治会ではこの風習が残っています。

私自身は、千葉のベッドタウンで生まれ育ち、富士宮へは結婚と同時に転入してきたので、
どんど焼きという風習は聞いたことはあるものの参加したことはありませんでした。
そこで、今回はこのどんど焼きをみなさんにご紹介します(^^)

どんど焼きは、富士宮では住んでいる自治会ごとに行われることがほとんどです。
私は市内柚野地区のとある自治会に入っているので、そこからの案内で日時や場所が連絡されます。
私の住んでいる地域の自治会では今年は、1月13日の日曜日12時から開催されました。

当日12時に家から歩いて行ける距離の川近くで行われました。
到着すると役員さんたちがすでに火をつけていてくれて、バーベキューの準備がされています。
バーベキューを食べながら、持参したお正月飾りや書き初めなどを火にくべました。

燃やした書初の紙が高く舞い上がると習字が上手になり勉強もできるようになるそうですよ。
また、どんど焼きの火にあたると1年健康でいられるのだとか。

更に、上新粉で作った3色の団子を焼いて食べます。
団子は各自が家で作って持ち寄ります。
焼いた団子を食べると病気をしない、虫歯にならないなどといわれているそうです。

友達に聞くと、バーベキューまでしている自治会は珍しいようで、
食事などはでないというところもあれば、1品持ち寄りだというところもあったりと
各地域で細かいことは違ってくるようですが、火をたくこと、団子を焼くことなどは同じのようです。

自治会に入っていない方などは、市のイベント「たこたこあがれin富士山」の中でも行われたり、
田貫湖ふれあい自然塾などでも行われているので、
来年以降は調べて参加してみるのもいいかもしれません。

どんど焼きは、近隣に住んでいる方々と顔を合わせて雑談できる年に1番の機会となっています。
今の場所に住んで2年。
美味しいものを食べ、お酒も飲みながら、近況や何気ないことを話すことで、
近所の方々の様子や人となりがだんだんわかってくるようになりました。
成人式を迎えた若者が挨拶に来たり、子どもたちが川で遊んだりしている様子を見ていると、
こういう地域のつながりの中で子育てができていることは、ありがたいことだなぁと感じます。
私自身は、人と人とのつながりの濃い地域で子育てしたいという希望で
この柚野地区に住むことを選択しているので、こういう機会に地域の良さを実感します。

慣例行事に参加してみるのも、いいものです。

 

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ハハラッチライター

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自然ガイドだけどテレビも好き♡ 千葉県出身の2児の母です。富士宮歴は8年。本業は、自然ガイドです。自然を楽しめるスポットから飲食店や公園まで、幅広い情報を発信していけたらと思っています。

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