富士宮の特産品「落花生」をおいしく食べる簡単レシピ

2017.09.26 公開

ハハラッチ2期生のふーみんです。

富士宮の特産品といえば、あなたは何を思い浮かべますか?

朝霧高原の乳製品?
富士山の湧水で育ったニジマス?
個性的なネーミングの豚肉?

富士山の恵みたっぷりの富士宮市には
いろいろな特産品がありますが、
その中でも知られざる特産物があります。

落花生です。

落花生

富士宮市は落花生の生産量が県内1位なのだそう。
(ワタクシ、富士宮で生まれ育ったのに、知らなかった……)

今回は9月11日にJA富士宮本店で行われた品評会をハハラッチして、
おいしい落花生の見分け方から、オススメの調理法まで
うかがってきました。

教えてくれたのはこの方。

富士宮市役所農政課の赤池さんです。
ちなみに、1歳と4歳のお子さんを持つパパでもあります。

プロ直伝! おいしい落花生の見分け方は?

品評会の会場をのぞくと、
市内の農家さんが手塩にかけた落花生がずらっと並んでいました。

それを審査員の方々が吟味します。

審査項目は5つ。

外から見た粒揃い・色・病害虫と、
割って中身を見たときの粒張り・色です。

この写真のように、殻が黒くなっているものは、
虫に食われている可能性が高いそう。

 

この写真は審査員の方が絶賛していたもの。
殻の色がきれいです。

「”ゆで落花生”には、こういうのがいいんだよ」と。

”ゆで落花生”といえば、
富士宮に生まれ育った人にはおなじみのアレですが、
市外から転入してきた方の中には、
落花生をゆでるの??
という人もいるかもしれませんね。

落花生をシンプルに塩ゆでした“ゆで落花生”は、
お酒のおつまみや、子どものおやつの定番なんです。

市内の保育園では、
おやつの時間に茹で落花生が出るところもあるのだとか。

ポイントはとれたての落花生を使うこと!

新鮮な落花生を入手できる
産地ならではの食べ方です。

赤池さんに、塩ゆでに適した落花生の見極め方を
教えていただきました。

塩ゆでに適しているのは右? それとも左?

正解は左!

見極めのポイントは”網の張り具合”です。

網というのは、殻の模様の部分で、
はっきり浮き上がっていないものの方が、実が軟らかく、
塩ゆでするにはよいそうです。

また、一般的によく見かけるような普通のサイズの品種よりも、
大きめのジャンボサイズの品種の方が
塩ゆでに適しているとされます。

ただ、人それぞれの好みにもよるので、
ご自身で食べ比べてみるとよいかもしれません。

(写真左が一般的によく見かける普通サイズ。右がジャンボサイズ)

ゆで落花生のおすすめレシピ

それでは、“ゆで落花生”のレシピをご紹介します。
といっても、ゆでるだけなので、子どものおやつにも便利なのですが、
落花生は3大アレルゲンのひとつなので、
お子さんに初めて与えるときは、十分注意
してくださいね。

【材料】
・落花生
・水
・塩

赤池さんオススメの分量は
落花生500グラムに対して、水2リットル、塩40グラム。
落花生をゆでる塩水の濃度は2〜3%になるように
調整するとよいそうです。

【手順】
(1)生の落花生を殻ごとよく洗う。
(2)鍋に水・塩・落花生を入れ、茹でる(60分程度)。
(3)10分以上冷ます。

「忙しいママには、圧力鍋を使うのがオススメです。
茹で時間が15分ですみますよ」と赤池さん。

ちなみに、この日、会場に試食用として用意されていたものは、
赤池さん自ら圧力鍋で調理されたそう。

私も試食用に出ていたゆで落花生を、
ちゃっかり味見させていただきました。

ホクホクした食感の先に、ほんのりとした甘みが感じられて、
何かにたとえるなら、うーん、和栗に近いかなぁ。

この試食用の落花生は2%の食塩水でゆでたそうです。
塩味が控えめで、子どものおやつにちょうどいいな、と思いました。
お酒のおつまみにするなら、塩の分量をやや多めにするとよいかと。
いろいろ試して、自分好みの分量を見つけてくださいね。

私は子どもの頃、運動会のお弁当と一緒に食べた、
ちょっと塩味の濃いのが、懐かしい思い出の味です。

富士宮出身の人には、それぞれこだわりの味があるかも!?

「今年の落花生は、香りが豊かで、ねっとりして美味い」と、
関係者の方々は口をそろえます。

新鮮なものが手に入るのは産地の特権!
ぜひ塩ゆでにして、ご自身の舌で味わってみてください。

 

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ハハラッチライター

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ふーみん

ヨガインストラクターだけど夜ふかし大好き♡ 富士宮市出身。1児の母。奈良、横浜を経て、出産を機に富士宮に戻ってきました。季節の移ろいに合わせて身体をつくる「こよみヨガ」のインストラクターとしても活動中。四季折々の富士宮の魅力を発信していきます。

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