皆さんは、富士宮市の『内職相談』を知っていますか?
私は、かなり前から気になっていたけど、相談に行けなかった1人です。
『内職』はしたいけど、市がやっているものって何となく行きづらくて・・・。
ここは「ハハラッチ」という立場を利用して、取材をしながら相談してみよう!
ということで、今回は『内職相談』を本気でしてきました。
いざ『内職相談』へ!
『内職相談』は市役所1階市民相談室で行っています。
市民相談室の窓口で内職相談をしたいと伝えると、さらに奥の小さな部屋へ案内されます。
「え?ここ、入っていいの?」
そう思いながら中に入ると、笑顔がステキな相談員の方がいらっしゃいました。
まずは、求職相談表を記入します。
これが相談の記録とともに、履歴書の代わりにもなるそうです。
これを元に相談員の方が、条件にあった内職を紹介してくださいます。
①相談者の家から遠くないか?
②相談者の家庭環境にあっているか?
③事業所の要望に合った相談者か?
などなど、本当に細かいところまで考えていただけます。
たとえば、小さなお子さんがいるご家庭の場合は、お口に入ってしまう小さな部品がないものを紹介。
単純作業が好きか、それとも色々なことをやりたいかでも、紹介内容が変わってきます。
そんな細かな話までしていくと、時に『内職相談』が『悩み相談』になってしまうこともあるそうです。
それも納得!
それほど、この相談員の方が話しやすいのです。
お顔を皆さんに紹介できないのが、残念でなりません。
そして、納得できる内職が見つかると、事業所の担当の方と連絡を取ってくださいます。
そこで、内職の募集状況などを確認。
事業所のOKが出たら、説明を受ける日程をその場で決定します。
もちろん、紹介できる内職がない場合もありますので、ご了承ください。
※妊娠中の方や、他に内職をしている方には原則として紹介することができません。
出産後や、現在やっている内職を辞めた後のご紹介となります。
『内職相談』の利用者は?
『内職相談』の窓口は昭和59年にはじまりました。
今年で34年、ちょうどハハラッチである私たち子育て世代と同じ年齢くらいでしょうか?
その間に内職事情も大きく変わり、相談者、事業所ともに減少傾向にあるそうです。
相談者が減った理由の1つに、内職をするよりスマホで不要になったものを売ったほうが早い!というものがありました。
時代の流れ・・・なのでしょうか?
私は驚きを隠せませんでした。
事業所が減った理由には、東日本大震災がありました。
東日本大震災でたくさんの企業がなくなり、その下請け企業がなくなったことで、内職を出す事業所も減ったそうです。
こんなところにまで、震災の爪痕が残っているとは、切ない話ですね。
少し話がそれてしまいましたが、減少傾向にある内職相談ですが、今でもたくさんの人が利用しています。
利用者のほとんどが女性で、30代、20代後半、そして60代の順に多いそうです。
子育て世代、そして定年退職をしたけどもう少し働きたい世代ですね。
介護離職をした方が内職をすることもあるそうで、現代の様々な問題を感じた貴重な時間となりました。
『内職相談』はいつ受けられるの?
『内職相談』は毎日実施しているわけではありません。
下記内容をご確認の上、富士宮市役所にお越しください。
予約不要となっていますので、お気軽にどうぞ♪
・相談日 毎週 月曜日、木曜日(祝祭日を除く)
・相談時間 9:00~16:00
・相談場所 市役所1階 市民相談室
また、子連れでの『内職相談』も大歓迎です。
相談室に一緒に入ることができるので、是非ご利用ください。
あ!そうそう、私の『内職相談』の結果をお伝えするのを忘れてましたね。
なんと、私、内職が決まりました!
さあ、これからさらに忙しくなるぞ!