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いくら言っても子どもが宿題をやらない・・・。
もうすぐ夏休みも終わっちゃう・・・。
この子はいったいどうするつもりなんだろう・・・?
親としては、そんなヤキモキした気持ちになってしまう8月の終わり。
わが息子も宿題やらない派でしたが、2023年には無事に21歳になりました。
宿題やらない派だった子どもは、その後どうなるのか?なぜやらなかったのか?
本人にインタビューしてみました。(笑)
なぜ宿題をやらないのですか?
たとえば好きなものを先に食べる人と、好きなものは最後まで取っておく人がいると思う。俺は嫌いなものを残して、好きなものを先に食べる派だから。
だから嫌いな宿題が後に残っちゃうんだよね。
お母さんに「宿題やったの?」「早くやっちゃいなさいよ。」と言われて、どんな気持ちでしたか?
あんまり覚えてないけど、子どもに声をかけるのは大事だと思う。
親がなんでも「いいよ、嫌ならやらなくていいよ。」で済ませるより、進捗状況を聞くとか、宿題を手伝うとかっていうのは、大事かな。
子どもをたたいて言うことを聞かせようとする親のもとで育った子は、自分も同じようになってしまうと思う。
宿題を提出しないと先生に怒られるのでは?
怒らなそうな先生の宿題は、後回しにするかな。自由研究はちゃんとやったけど、読書感想文なんて必要?自分で「これ、いらねーな。」と思ったものに関しては、ギリギリまでやらないか、忘れましたって言って出さないかにする。
だって、読書感想文なんて優秀作品をどこかに送るだけなんだから、先生の仕事をちょっとでも減らしてやったんだぜ?
高校の課題についてはどう思いますか?
やっぱりね、やるってことは大事だなって思う。課題をやり終えるってことは、がんばったってことだから、その「がんばる」がないと、何でもすぐにやめちゃうような奴になりそうだよね。
だから、俺は後ろについている回答を一生懸命書き写したし、高校の時は友達に全部写真で答えを送ってもらって、がんばって書き写したよ!
今、大人になって思う事はなんですか?
ノブちゃん、自分の子育てを誇りに思いな!あんた、間違ってないぜ?俺はいい子に育ってる!
いくら宿題をやらなくても、ちゃんと学校も行くし、バイトも無遅刻無欠席だし、ごはんだって作れるぜ?
大それた夢はないけど、いつかは結婚して、家庭も持ちたい。子どもがいてくれたらオレ、絶対可愛がっちゃう!男なら、いつかは一軒家も持ってみたい……
だからあんた、いい子に育てたね、いい仕事してるよ。自信持ちな!
(中学生の頃から、母である私のことをノブちゃんと呼ぶ)
最後に
このインタビューでわかったことがあります。それは、
- 宿題を全部きちーんとやる子だけが、ちゃんとした大人になるというわけではないこと。
- 宿題テキトーにやってる子だって、元気に働く子に育っているということ。
- 親は良い子に育てなくてもいいということ。
子どもは自分で勝手に育つのですよね。
親は、ああしろ、こうしろ、と言わなくても、「いいじゃーん!」「がんばるじゃーん!」の二言だけ言えば、いいのかもしれません。
「あんたの子育て、間違ってなかったぜ!」と言われて、ちょっと泣きそうになりました。
親は子どもが生まれた時から、ずっと試行錯誤ですよね。苦しいこともあると思います。
でも、子育てと介護は手抜きで大丈夫!そんなことを思わせてくれたインタビューでした。
この答えがいいか悪いかは、置いといて。