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富士宮市で活動するフォトグラファーであり、子育て中のママでもある BlissGraphy (ブリスグラフィー)日比野華奈さん。
現在、写真撮影やウェルネス講座を通じて、ママの毎日に癒しと活力を届けています。そんな日比野華奈さんの原点と、これからについてお話を伺いました。
ウェディングプランナーからフォトグラファーへの転身
◎これまでのお仕事や活動について教えてください。
元々は富士宮出身ですが、東京で就職をして、ウェディングプランナーとして4年働きました。ウェディングプランナーの仕事も大好きだったのですが、結婚を機に富士宮へUターンすることになり、退職しました。富士宮にUターンしてからは、すぐに子どもに恵まれ、第一子を出産しました。
◎現在のお仕事や活動について教えてください。
昨年、富士宮市でフォトスタジオ BlissGraphy(ブリスグラフィー)を開業しました。ニューボーン・ウェディング・七五三・バースデーなどの出張撮影・自宅スタジオでの撮影をしています。
また、最近ではウィルネス講座やスキンケア講座など、エッセンシャルオイルを使用した講座も自宅で開催しています。

出産・人との出会いで変わった価値観
◎子育てしながらの起業。怖くはなかったですか?
結婚前はずっと正社員で働いてきましたが、今の暮らしの中で正社員の働き方は無理…。であればパートかな?と思っていましたが、ふと起業の選択肢も頭に浮かんできました。
私はふじの宮助産院さんにお世話になり、第一子を自宅出産しているのですが、そこでの出会いが大きかったと思います。ふじの宮助産院では、たくさんイベントを開催していて、よく参加していました。
そこで出会ったのがフリーランスや個人事業主のママさん達でした。「そういう働き方もあるんだ」と目から鱗でした。
どういう分野で起業するのかは決まっていませんでしたが、興味が湧き、母力向上委員会が運営している女性創業支援セミナーにも参加してみました。結局子どもの体調不良もあり、半分くらいしか参加はできませんでしたが、商工会の存在を知ったりして、その後役に立ったので参加してよかったです。
最初は「起業なんて…」と思っていましたが、人との出会いで価値観が変化していきましたね。

◎なぜフォトグラファーになろう思ったのですか?
子どもと一緒に、桜の季節に写真を撮りに行ったんです。そしたらとっても楽しくて。友人にも「写真のセンスがあるよ!」と言ってもらえたのがきっかけになり、昨年の4月にフォトグラファーになることを決意しました。
「やる!」と決めてからは早かったです。すぐに機材を揃え、思い立ってからフォトグラファーとして活動するまでは1ヶ月程でしたね。
まずはウェディングプランナー時代の知り合いのフォトグラファーさんにお願いし、撮影技術について教えていただきました。ニューボーン撮影のための赤ちゃんの扱い方は助産師さんに教えていただきました。

健康な体にしか健康な心は宿らない
◎フォトグラファーをはじめて、困ったことはありましたか?
フォトグラファーとして活動をし始めたとき、子どもは1歳でした。もともと子どもとはなるべく一緒にいたいという気持ちがあって、最初は子どもをおんぶしながら、子連れで撮影をしていました。
子どもを見ながらの撮影は正直大変でしたし、お仕事を始めてすぐ新居への引っ越し、自宅スタジオのオープンがあったので、本当に忙しかったです。
子どもの成長と共に、一緒に仕事をすることが難しくなってきたので、一時保育に預けられる日は預けていました。その後、保育園に入園することができたのですが、子どもの体調不良や自分の体調不良で撮影をリスケしなきゃいけないこともあって―――。そのときは困りました。

◎どうやって乗り越えましたか?
「体調管理が必須だな」と思い、自分の身体と向き合いました。添加物を体に貯めない生活を心がけるようにして、普段使っている洗剤や日用品などを変えたんです。自然由来のエッセンシャルオイルを取り入れたり…。栄養についても猛勉強しました。
それからは体調もそんなに崩さなくなりましたし、それまで長年悩んでいたお肌のトラブルも減りました。健康になって、心に余裕ができたことで子どもに対しても余裕を持って接することができるようになって……。「健康な体にしか健康な心は宿らない」と、身をもって感じました。
その経験が、今のウィルネス講座やスキンケア講座を開催するきっかけにもなりました。取り入れるものの選択次第で身体は変えられることを伝えたいと思っています。

「できない」と思っていることでも視点を変えたら「できる」かも
◎子育て中のお母さんたちへ、メッセージをお願いします!
子どもが生まれるとこれまでより、やっぱり動きにくくはなりますよね。私もいろんなことを言い訳にして、なかなか動けませんでした。
「子どもがいると、ゆっくりごはんを食べられない」とか。できないこと探しが得意になっちゃうんですよね。でも、子どもがいるからできたこと・知ったことも、たくさんあると思ったんです。
出産がなかったら出会えなかった人、価値観―――。もちろん、カメラにも出会えなかった。すべて子どもがくれたものです。

私は、視点を変えてみることが大切だと思っていて。
今、「できないな…」と思っていることでも、視点を変えたら、できるかもしれない。「できない」ではなく、「どうやったらできるかな?」って考えてみて欲しいなと思います。
……とはいえ、なかなかそうは考えられないママさんの気持ちもわかります。子育て中のママさん達には、まずは自分を満たしてほしいなと思います。
私は今、仕事が楽しいし、満たされていて。仕事でも何でもいいと思うのですが、「子どものために」と勝手にママがやりたいことを我慢するのではなく、少しくらい子どもは待たせてもいいから、自分を大切にしてほしいなと思います。
ママさん達の日常を変えたい、癒したい
◎今後の活動について教えてください。
現在第二子を妊娠中です。産休をいただく期間もありますが、このお仕事が大好きなのでペースを考えながら産後もフォトグラファーとウェルネス講座の活動していこうと思っています。
写真の撮影と、ウェルネス講座。一見、無関係に思えますが、根本は繋がっているんです。
子どものかわいい写真があったら心がなごみますよね。普段子育てを頑張っているママさん達には、特別な思い出・特別な写真を通じて癒されて欲しいなと思っているんです。
それと同時に、ママさん達にはやっぱり健康で、幸せでいて欲しいから、講座を通して心も身体も整えるきっかけを作りたいと思っています。

BlissGraphy 日比野華奈さんの最新情報はInstagramにてご確認ください。