先日、岳南朝日新聞で、母力向上委員会メンバーが書いているコラム欄「母に必要なチカラってなんだろう」に、ライター5期生のちかちかが「ハハラッチライターとして社会とつながった3年間」というタイトルでコラムを書きました。
思い返すと、きっとハハラッチに応募するときは、ドキドキ、たくさん勇気もいったことでしょう。
そんな彼女も今では、ハハラッチを運営するスタッフとしての役割も担ってくれています。
8期生のハハラッチに応募しようかな、ハハラッチってどうなんだろう?と思っている方には、
ぜひ一度読んでいただきたいので、岳南朝日新聞さんに許可を得て、ハハラッチホームページにも掲載させていただきます。
ハハラッチライターになる
富士宮市には子育て中のお母さんがライターとして活躍している、情報サイト「ふじのみやハハラッチ」。市内のイベントやお店、さらに公園などさまざまな場所を取材し、お母さん目線の情報を発信しています。3年前ハハラッチライター5期生の募集を見つけた私は、当時生後6カ月の息子を育てながら応募することにしました。
もとはwebライターだった
3~4年前に結婚前の職場でうつ病になり、治療のため退職したのがきっかけで、ライフステージが怒涛の勢いで変わりました。治療と並行して婚活を始め、さらにwebライターなら在宅で仕事ができると知り勉強開始。そして結婚相談所で知り合った主人と結婚し、富士宮へ引っ越して来ました。
それからもマイホーム購入や妊娠など「生き急いでいるんじゃないか?」と思うほどの変化でした。うつ病の治療が終わり、本格的にwebライターとして活動を始める前に出産を迎えたので、なんとなく不完全燃焼な気持ちを抱えていました。
スキルアップを目指す
子育てをしていると不思議なもので、「何かを始めなきゃ!」と焦燥感が定期的に湧いていました。そんな時に目にしたのがハハラッチライター5期生募集。息子が3歳になったら仕事を再開するつもりだったので、がぜん興味が湧きました。とはいえ取材ライターはやったことないので、だいぶ悩んだのを覚えています。
webライターは「調べて書く」のがメインですが、それだけだと全然稼げない。「取材もカメラ撮影もできるwebライター」なら自分に付加価値をつけられるんじゃないか。しかも託児付き無料講座だから、子どもの預け先を考えなくてもいい。
ボランティアなので報酬はないけれど、スキルアップと託児付き講座というメリットが大きかったので応募しました。
ライターになってよかった3つの事
ハハラッチライターになってよかった事は、大きく3つあります。1つ目は取材のスキルを身につけられた事です。特に上手にできるか不安だった写真は、カメラ設定の基本と写真構図、実際にお店で取材をやってみるフィールドワークと内容の盛りだくさんのカメラ講座のおかげで少し自信が持てました。
日常の中で写真を撮る時も、できるだけ講座で習った事を実践してみると、結構楽しいものです。
2つ目は非日常を体験できる事。ハハラッチの記事は飲食店などの紹介だけではなく、イベントや展示会の告知記事もあります。そのため開催前の展示会場に入れたり、まず会う機会のない絵本作家さんと話ができたりと、貴重な体験ができました。
一番感慨深かったのは、富士宮を紹介する絵本「こめたの ふじのみや みーつけた」の制作から完成までを取り上げた時でした。半年ほど追跡取材をしていましたので、完成セレモニーに取材出席する頃には、我が事にように嬉しかったのを覚えています。
そして3つ目は取材先からの感謝です。書き上げた記事の内容を気に入ってもらえたり、記事を公開した事で反響が大きかったりすると、挨拶のメールで「ありがとう」「書いてもらってよかった」と感謝の言葉をいただく場合があります。
それを聞くと人の役に立てた事がとても嬉しく、「頑張って書いてよかった」「この人の思いを形にできてよかった」とやる気が湧いてきます。
子育てをしていると、時々世間から隔離されたような感覚になりますが、1つの記事を通して社会とつながれる。それを実感できるから、ライターになってよかったと思うのです。
8期生ライター募集中
子連れでお出かけは何かと大変です。乳幼児は荷物が多くなりがちだし、周りに気を使う。ところがハハラッチの取材は、子連れの方がメリットはたくさんあります。お母さん目線で記事を書くので実体験をそのまま書けるし、子どもの様子を写真に収める事もできる。
そして1人で取材に行くことはめったにありません。仲間のライターや運営スタッフが同行して、フォローしてくれます。この辺りは一般的な取材ライターとの、大きな違いではないでしょうか。
自分のために何かを始めたい、できる事を増やしたい。そんな希望をかなえたい人は、チャレンジしてみてはいかがですか。
文責 田中 ちか美(ライター名ちかちか)
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