2025年5月15日、我が家の大切な家族、フレンチブルドッグの小次郎(コジロウ)が天国へ旅立ちました。
愛犬とのお別れを経験した我が家が感じたことを語ります。
突然のお別れ

14歳だった小次郎。
亡くなる前日まで元気だった小次郎とのお別れは本当に突然でした。
20時過ぎに小次郎が息を引き取り、突然すぎるお別れに真実を受け入れられず実感が湧かないまま、その日はなんとなくぼーっとした時間を過ごしていました。
翌日、中2・小6・年少の子どもたちは幼稚園と学校を早退し、家族みんなで小次郎を見送ることに。
小学校の先生に早退の事情を説明すると『家族だからね、最後にしっかりお別れしておいで』と息子に声をかけてくれました。
お別れの方法
お別れの方法は、最後までお家でという思いがあったため、富士宮市大中里にある『ペット訪問火葬・天国への扉』さんにお願いし、自宅での立ち会い火葬・家族でお骨拾いを選択。
21時過ぎに問い合わせの電話をしたにも関わらず、最初から最後までとても丁寧で心のこもった対応をしてくださいました。
お別れの当日も、家族それぞれが納得してお別れができるように、静かに寄り添ってくださったことに感謝しています。
『ありがとう』『大好きだよ』と何度も声をかけ、小次郎と過ごした最期の時間は、悲しくて、でも温かくて、忘れられない時間になりました。
天国へ行くまでにお腹が空かぬよう、大好きだったマックのポテト、たくさんのおやつ、普段は食べることのできなかったハンバーグやとんかつを一緒に持たせました。
子どもたちの様子

中学2年生の長女は、感情の面でももう大人に近いからか非常に冷静でしたが、小学6年生の長男は朝から大泣き。
葬儀の最中もずっと泣いていて、そんな姿を見ているこちらが苦しくなるほどでした。
そんな中、年少の息子は『え?小次郎どーしたの?ばいばーい!』と無邪気に騒いでいて。
葬儀社の方がとても綺麗なお姉さんだったこともあり、いつもと違う「お客さん」に喜んでいる様子。
最初は場違いにも思えたその無邪気さでしたが、かえって沈んだ空気の中に小さな灯をともすようで、どこか心を和ませる存在でもありました。
私の気持ち

私自身はというと、最後くらいしっかりしなきゃと思う気持ちが強く、葬儀の最中には涙も出ませんでした。
むしろ、『これは現実なのだろうか?』と疑う気持ちでいっぱいでした。
しかし、その後は何かするたび、どこか行くたびに小次郎を思い出しては泣き、四十九日が過ぎてもふと思い出すと胸が締めつけられるように寂しくて、涙が止まらないこともあります。
小次郎と過ごした日々を思い返すと、もっとたくさんの場所に連れて行ってあげたかったな…と後悔の気持ちがあふれてきます。
でも、今は、そんなふうに思い悩むより小次郎が元気だった頃の楽しい思い出を大切にしようと思えるようになりました。
その後

我が家にはまだまだ元気な高虎と大型トカゲの翠(スイ)が居ます。
小次郎がなくなった後、高虎は情緒不安定になり夜間徘徊するようになったり拒食するようになったりと大変なこともありますが、高虎と翠の時間は止まることはなく一生懸命に生きています。
旦那さんもしばらく塞ぎ込み、毎日お通夜状態だった我が家でしたがなんとか復活しました。
こうして、ペットロスと上手に向き合う家族を見て、私もクヨクヨしている場合ではないと実感。
みんなそれぞれ前を向いているから、私も前を向いて進んでいこうと思います。
小次郎くん14年間本当にありがとう。また会おうね。