今回、取材させていただいたのは2024年7月オープンした富士宮市柚野にある森とアトリエを営む森谷さんです。
富士宮市柚野の自然あふれる場所に「森とアトリエ」はあります。
生家の古民家を活用したスペースで、地元の作家ものを中心に、全国各地の雑貨やデザイナーズプロダクトの展示販売・また東京と富士宮の「モノ・コト・ヒト」を繋ぐ活動をしています。

「ここに住みたい」と言ったのは、東京で暮らしていた時の旦那さんのひと言。
東京に住んでいた森谷さんご夫婦ですが、出産をきっかけに富士宮市柚野へと移住しました。
森谷さんの実家があったこの地で、2021年には自分たちの家を建て今では自然と共にある暮らしを楽しんでいます。
柚野の里山のちょうど中心に位置するアトリエは、森谷さんが自らの感性を活かしてつくった空間。東京と柚野を行き来しながらギャラリーを経営する旦那さんと共に、都会と地方の架け橋となるような場づくりに励んでいます。
「地元の作家さんを応援したい」森とアトリエに込めた想い
「同じ柚野にある柚野商店が地元を盛り上げている。その流れの中で、私たちのアトリエも、誰かにとって“立ち寄れる場所”になれたら」という思いで森とアトリエの活動をおこなっています。
森谷さんのアトリエでは、地元作家さんの作品の展示・販売を行うほか、富士宮のお菓子屋さんの焼き菓子も並び地域に彩りを添える存在を目指しています。
「年配の方が見ても楽しめて、子育て世代のママが来ても気軽に過ごせる場所に」と、アトリエの一角には絵本コーナーも。誰にとってもほっと一息つける場所です。
ひとつひとつ丁寧に作られた作家さんの思いがこもった作品たちは、どれもとても素敵で見ていると時間を忘れてしまいます。









公園がなくても、遊べる自然がある
富士宮で感じる“手づくりの暮らし”柚野には、いわゆる“遊具のある公園”は少ないかもしれません。でも、森谷さんは言います。
「この辺りには自然がある。公園がなくても、遊ぶ場所はいっぱいあるんです」
畑や森、小川や山の風景。そこに子どもが飛び込めば、毎日が発見の連続です。
「自分たちの手で、生活をつくっていると感じられる」そんな喜びがこの場所にはあります。
子育て中のママへ 森谷さんからのメッセージ
「やりたいと思った時が、やるタイミング」
「子どもが小学校に入る前って、実は動きやすい時期。もちろん、悩みもあるけれど、『やりたい』と思ったら、待たない方がいい。“手が空いたら”なんて思っていたら、その時はなかなか来ない。だから、勢いも大事だと思います」
森谷さんの言葉には、同じように子育てをしながら、自分の暮らしと向き合ってきた実感が詰まっています。
森とアトリエを訪れると、自然の中にある“人の温かさ”を感じます。
柚野に立ち寄った際は、ぜひ足を運んでみてください。絵本を手に取ったり、お菓子を味わったり、気軽に森谷さんとおしゃべりしてみてはいかがでしょうか?
子どもと一緒に、そしてママ自身も、ちょっとリラックスできる時間が待っています。





