こんにちは、まっちです。
毎日暑い日が続きますね。この時期になると毎年夏バテをしてしまいます。でも、仕事もあるし、家事や子育てもあるしバテていられない、と言うことでお肉をモリモリ食べて少しでもスタミナがつくように気をつけています。
私は夫がオーガニック野菜を作っている農家なので、よく周りの人に「お肉って食べないの?」と聞かれますが、答えは「めっちゃ食べます!」です。野菜を作っているからって、野菜しか食べないわけではなく、むしろ私はお肉が大好きです。私はお肉とお野菜って、それぞれの魅力を引き出すためにお互いなくてはならない存在だと思っています。なので、今回は8月の特集が「お肉」ではありますが、農家のヨメでもある私が、お肉によく合うオススメのお野菜をご紹介します。
バジル
まずは特徴的な香りでパスタやピザなどでもお馴染みのハーブ、バジルです。バジルは香りがいいだけではなく栄養価も高く、ビタミン、ミネラル、鉄、亜鉛、食物繊維など多くの栄養素を含んでいます。
バジルといえば、一般的にはスイートバジルと呼ばれる緑色の葉のものを想像しますが、柑橘系の味わいが広がるレモンバジル、赤紫色の茎葉を持つダークオパールバジル、エスニック料理でよく利用されるホーリーバジルなど多くの種類があります。
その中でもお肉と合わせるのにオススメなのがレモンバジル。鶏肉と一緒に炒めると爽やかな柑橘系の香りが広がり食欲をそそります。調理方法も、塩胡椒で炒めるだけと簡単なので、暑くて台所に長時間立ちたくない今の時期にはますますオススメです。
プルピエ
次のこの野菜は聞いたことのない野菜ですよね?私も夫に教えてもらっては初めて知りました。日本では「スベリヒユ」と呼ばれているので、この名前だと聞いたことがある人もいるかもしれません。いわゆる野草で、私が住んでいる柚野地区ではその辺に生えています。クレソンに似た辛味とかすかな酸味があり、生のままサラダに混ぜて、赤身のお肉のステーキなどに添えて食べるのがオススメです。
このプルピエ、中性脂肪を減らして、動脈硬化を予防する効果があるとされるオメガ3脂肪酸が含まれています。ダイエットや美容面でここ最近注目されている成分ですね。まさかお野菜でとれるとは!驚きました。
葉ニンジン
最後にご紹介するのは葉ニンジン。要するに、ニンジンの葉っぱです。ニンジンが大きくなる前、まだ葉が柔らかいうちに収穫したものが葉ニンジン。小さなかわいいニンジンが付いた葉付きのニンジンを見たことある方もこの辺りでは多いのでは?とは言え、あまり馴染みがなく、調理法も思いつかないので、ついつい捨ててしまいがちですが、実はニンジンの葉には栄養がいっぱいなんです。私達が通常食べているニンジンの根に比べると、ビタミンAは2倍以上、たんぱく質は3倍、カルシウムは5倍、と葉のほうが豊富に栄養を含んでいます。捨てちゃうのはもったいない!
ニンジンはセリ科の野菜なので、葉には独特の香りやクセ、清涼感がありますが、このクセがお肉ととても合います。生姜焼きのように少しこってりした味付けのお肉料理を、洗って水気を切った生の葉ニンジンに乗せるだけ!こってりした味付けも葉ニンジンの清涼感でとてもさっぱり食べることができます。春菊みたいな味、と言うとイメージしてもらいやすいかな。
さて、いかがでしかた?
富士宮は農家の方も多く、新鮮で珍しいお野菜が比較的簡単に手に入るのも魅力の一つだと思っています。美味しいお肉と美味しいお野菜をモリモリ食べて暑さに負けず毎日を過ごしましょう。