子ども向けの絵本はたくさんありますが、自分たちが住んでいる場所が題材の絵本は意外と少ないと思いませんか?
今回富士宮市から富士宮を題材に絵本を制作する情報をキャッチしました。
しかも子育て世代に嬉しい特典もあるんだとか。
4月27日に市役所で制作キックオフ式典が行われたので、その様子をお伝えします!
絵本作り、キックオフ!
2022年は富士宮市制80周年にあたります。
これを記念して富士宮信用金庫さんが制作費を負担し、「富士宮市の魅力を伝える観光絵本」を制作して市に寄贈することになりました。
絵本を手掛けるのは富士宮市出身の絵本作家ふくだのぞみさん。
出版は旅行読売出版社です。
式に出席した人たちに共通していたのは「親子で楽しめる絵本を届けたい」。
その思いを表すように、終始穏やかな雰囲気でした。
富士宮の魅力がしかけ絵本になる!
絵本のタイトルは「こめたのふじのみやみーつけた」
主人公こめたとその家族が富士宮を旅行して、市の観光・食・文化を楽しく紹介してくれるんです。
さらにこの本はしかけ絵本なので「絵本ってこんな表現もできるんだ!」と親子で楽しく読めますよ。
前作にあたる「こめたのあおもりみーつけた」を式中に拝見したのですが、しかけ絵のページは「この部分に興味を持つんだろうなぁ」と子どもがどんなリアクションをするかすぐ想像できる絵本でした。
富士宮版も期待が持てますね!
絵本作家は富士宮市出身の保育士さん
今回絵本を制作するふくだのぞみさんは、富士宮市出身。
しかも保育士さんでもあります。
そんなふくださんが絵本にかける思いは温かく、
「子どもが五感を使って楽しめる絵本」
「実際に家族旅行に行きたくなる絵本」
を目指していると話していました。
ご本人が保育園で経験した絵本の読み聞かせと合わせて絵本のコンセプトを語る姿は、母親目線から見るととても心強く感じたものです。
何で絵本なの?
観光地や地域の魅力を発信する方法はいろいろあります。
写真、動画、文字などなど。
今回はそのどれでもない絵本で魅力を伝えることになりました。
❝ 絵本というのは単なる書籍ではなく一種のモノです。出版業界から見ても出版不況といわれる中、絵本の売上は結構高いレベルを保っている。
それは絵本には他の書籍・メディアとは違う「ぬくもり」があるからだと考えています ❞
こう熱く話してくれたのは、絵本を出版する旅行読売出版社の方です。
年齢を問わず手に取りやすい絵本に白羽の矢が刺さったと言えるでしょう。
富士宮市の本気が垣間見える「特典付き絵本」
キックオフ式が終わってから本格的に制作が始まる絵本作り。
絵本作家ふくだのぞみさんが富士宮をどう描くのか、なんだかワクワクしますね。
この絵本は10月上旬発行予定。
書店でも取り扱いますが、富士宮市在住の0~5歳のお子さんに配布されるそうですよ!
「こめたのふじのみやみーつけた」今から完成が楽しみですね!
↓2回目の打ち合わせが開催されました!!↓