ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」ってどんな曲か覚えていますか?

2020.02.13 公開

ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」。
ピアノを習ったことのある人なら、その多くが通った道なのではないでしょうか。
もしかしたら、お子さんがまさに練習中という方もいるかもしれませんね。

思い出しながら指が動く人も
なんとなくうろ覚えの人も
まったくピンとこないわ……という人も、
ためしに、この動画をご覧ください。
おなじみのあの曲が、こんな素敵なことに!

この動画は、クラシック音楽ブランド「朝♪クラ~Asa-Kura~」が手がけるピアノ練習曲の超絶技巧編曲プロジェクト「PIANOIA!」のもので、楽譜は大日本印刷が提供する楽譜配信・活用サービスMuseCloudとGVIDO MUSICによって配信されています。

たとえば、この動画を見て「弾いてみたい!」と思ったら、家から一歩も出ることなく、即座に楽譜が入手できるということなわけで。

自分が子どもだったころに比べて、なんて便利な世の中だろうと思ってしまいます。

子どもの頃、私は週に1回のピアノのレッスンが苦痛でした。
自分からやりたいと言って習い出したはずなのに、レッスンを受けていた木曜日が近づくと、どんよりとした気持ちになっていたのを今でも覚えています。

音楽自体は好きだったし、ピアノを弾くことも嫌いではなかったのだけれど、今思えば、”先生に指定された曲”を、”間違えずに”弾けるように、”コツコツ練習する”という行為があまり好きではなかったのだと思います。

目の前の練習曲をマスターすることで何ができるようになるのか、当時の私には見えていなかったからなのでしょう。

ものごとを習得するときのステップを「修・破・離」という三段階に分けるなら、最初の一歩として不可避な「修」という段階を怠けた結果、残念ながら私はピアノを自在に弾けるようにはなりませんでした。

親になった今思うのは、ピアノに限らず、子どもには目の前の地道な訓練の先の景色を見せてあげたいということ。

昔なら、東京に行かなければ触れられなかったようなものに、インターネットを介して手軽に出合える時代なのだから。

そして、ときには間近で本物のパワーを感じさせてあげたい。
子どもの頃に思っていたよりもずっと、東京は近いから。

最近では、0歳から参加できるクラシックコンサートも増えました。
魅力的なピアノ教室も地元で見つけることだってできます。

何事も子ども自身の「面白い!」を大切にし、何かに子どもの興味が強烈に向いたとき、最大限にサポートできる親でありたいものです。

あぁ、久しぶりに、ピアノを弾きたいなぁ。

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今後、地元のさまざまな習い事情報も紹介していければと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね。

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ハハラッチライター

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ふーみん

ヨガインストラクターだけど夜ふかし大好き♡ 富士宮市出身。1児の母。奈良、横浜を経て、出産を機に富士宮に戻ってきました。季節の移ろいに合わせて身体をつくる「こよみヨガ」のインストラクターとしても活動中。四季折々の富士宮の魅力を発信していきます。

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