ある日、ホームセンターで買い物をしていると、小1の息子が「ママこれ買って!」と言う。
今日は何だ?…と思い見ると、手に持っていたのは『凧』でした。
これまで凧の話をしたこともないこの提案に驚く私(^^;)
なぜ、凧なんだ…まだお正月でもないのに…
でも、よく考えてみれば凧上げとかちゃんとさせたことないし、外遊びだし体動かすし、なんとなくいいような気がして、結局購入。700円。
後で聞くと、この凧の柄(ツバメ柄でした)がドラえもんに出てきた凧にそっくりで、やってみたかったとのこと。明日にでもやりたいとせがまれましたが、どこでもできるわけじゃない。
さぁ、どこでやろう?
思い浮かんだのは、「朝霧アリーナ」でした。
朝霧アリーナ、知ってますか?
<Photo by富士宮市HP>
「朝霧アリーナ」は、朝霧高原にある自然公園。
自然公園という名前ですが、まぁ自然のままの草原と言ったほうが正しい雰囲気。駐車場とトイレと東屋はあるものの、それ以外はすり鉢状の草原が広~くひろがるのみの場所です。
毎年1月に市の行事「たこたこあがれ」が行われる場所で、行ったことがあったのです。ここなら広いし、もちろん電線もないし、なんかいつも風が強かったような…と思い出し、行ってみることにしました。
案の定、広い草原!富士山バーン!!
いたのは犬の散歩している人2人のみ。そして、風、吹いてる。
さぁ、やるぞ~!!
凧を持ってあげて、走れ~!!と声をかけ走らせる。すぐにあがる凧。
徐々に糸を出すのが難しい。少しずつやってみるものの、墜落…。
さぁ、もう1回!走れ~~~~~~~~さぁ糸出して、もっと、もっと!
あぁ~風向き考えて走るんだよ~~~そっちに走るんじゃな~~~い!…墜落…
そんなこんなを繰り返し、ようやくコツをつかんできた息子。
最終的には、糸を全部出し切って空高く舞うツバメ柄の凧。
風向き、風の強さ、走るスピード、糸を出す手、ぐいぐい引っ張られる感触。
その全てが私にとっては久しぶり、息子にとっては初体験。
風をとらえて上がっていく凧の物理的な仕組みは、小1の息子にはわからなくても、どうしてできないのかどうして上がったのか考えないと上がらない凧。頭も使う、体も使う。体感的につかんでいきます。
昔遊び、めちゃくちゃいいな!
向こうに見える富士山。富士山バックにあがる凧、走る息子。
こんな原体験を積み重ねられる子どもたち。いいところだな富士宮、と感じた凧上げとなりました。
朝霧アリーナは、凧上げにもオススメだし、雪が降るとそり滑りにもオススメです。
凧上げしたいとせがまれたら、わざわざ遠出してくる価値のある、ただの草原です(笑)。
凧上げしたくなったら、風を感じたくなったら、ぜひどうぞ。