富士宮清掃さん×ママたちの座談会「ゴミトーーク!」

2020.03.27 公開

いきなりですが、問題です!
富士宮市のごみの量毎月どのくらいでしょうか?

正解は・・・

毎日市内を走り回り、この”ごみ”をせっせと回収してくれている
白いパッカー車(ごみ収集車)はみなさん見たことがあると思います。

画像に含まれている可能性があるもの:屋外

この大量の”ごみ”と日々向き合っている富士宮清掃(有)さんと、
毎暮らしの中で日々”ごみ”と接している子育て中のお母さんたちとが、
一緒に”ごみ”について考える座談会「ゴミトーーク!」
先日、富士宮清掃さんの事務所にて開催されました。

富士宮清掃さん母力向上委員会とのコラボに加え、ごみダイエットプロジェクト
推進中の富士宮市生活環境課さんのご協力により実現したこの企画には、
乳幼児~児童を子育て中の6名のお母さんたちが参加しました。

まずは富士宮清掃さんの事業紹介です。
なんと、プロモーションビデオがあるんです!!
市内のごみ収集の様子と、社会への想いが詰まった、とっても暖かで爽やかなこのPVは、
ユーチューブにアップされていますので、ぜひご覧ください!

富士宮清掃さんでは、SDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)や、
巡回車を活かした「みまもりねっとわーく」のための従業員AED講習など、
環境活動や社会貢献活動に関して、とても積極的に取り組まれています。
また、ワークライフバランスなどについても、とても真摯に考えられています。

ほんとうに従業員さんみんな、いきいきと、わきあいあいと、
プライドをもってお仕事されていて、とっても素敵な会社だ!!
と感じました。

パネルトークでごみダイエットについて考える

第1部では、パネルトークとごみ分別クイズで、ごみダイエットについて考えました。
こちらがパネラーのみなさんです。

左から、富士宮市生活環境課のセルナルドさん。
中央が富士宮清掃(有)社長の穂坂さん。
右が富士宮清掃(有) 部長の渡邊さん。

スライドを見ながら、ごみダイエットについてお話を聞きました。
今年度の富士宮市ごみ削減目標は300トン(大人の象60頭分)なのですが、
昨年12月末時点で、既に前年比517トン削減できていて、
このままいけば目標達成とのこと!素晴らしい!!

そして、ごみを減らすのに有効な3つの取組みは、
①ざつ紙を分ける ②生ごみを減らす ③衣類を分ける
このあたりは、以前のごみダイエットプロジェクトを取材したハハラッチの記事を
ご参照くださいね↓
https://haharazzi.info/9928

さて、またまた問題です。
以下の紙で、ざつ紙として分類してよいものはどれでしょう?

正解は、全部そのまま「ざつ紙」に分類してOK!
ビニール部のあるティッシュBOXも、ホッチキスのついた書類も、リングつきノートも、
取っ手が紙以外の紙袋も、すべてそのまま「ざつ紙」として回収できるんです!
これを知っておくとだいぶ分別が楽になりますね。

そして、生ごみ削減のコツは、
「水きり」「食べきり」「使いきり」の「3きり」が大切とのこと。

先の「ごみダイエットプロジェクト」のリンク記事でもご紹介している
段ボールコンポスト「だっくす食ん太くん」も生ごみ削減には大活躍します!
私も愛用していますが、外に設置するコンポストより断然ラクなんですよ。
だから、続く。臭いも全然気になりません。
「気になってはいるんだけど…」という方、試さないのはもったいないですよーーー。

なんと、 この「だっくす食ん太くん」、今年の6月で販売終了だそうです!!
ジャンボエンチョーさんやエスポットさんで販売されています。
迷っている方はぜひ、ご購入を検討してみてはどうでしょうか?

「だっくす食ん太くん」について語るセルナルドさん

意外と難しい!?ごみ分別クイズ!

さて第1部の最後は、おまちかね(?)の、ごみ分別クイズです!
座談会参加者のみなさんが、実際のごみ分別に挑戦しました。

いざ分別にチャレンジしてみると、意外と「えー!?わかんないー!」
とみなさん苦戦!
富士宮清掃の皆さんも少しザワザワ…!?

実際に分別したごみと正解は以下の通り!
みなさん、どのくらい正解できますか?

CDなどは不燃物に入れてしまいそうですが、可燃物です。
よくポテトチップスの容器などにもある、底に金属のついた紙管は「ざつ紙」で
回収できるんです。
また、富士宮市のペットボトル回収では、ラベルを剥がさなくてもOK!というのは
みんな目からうろこでした!
(スーパーなどでのリサイクルボックスをご利用の際は、それぞれのルールに従ってくださいね。)

画像に含まれている可能性があるもの:室内

分別ルールを守らないと、思わぬ事故になる場合もあります。
実際に、富士宮清掃さんでもごみ収集車の火災を経験されております。
自分たちの分別意識が、回収作業員の方々の安全を守ることにもなることが分かりました!

富士宮清掃さん×子育てママたち。膝を突き合わせて語る!

第2部は、いよいよ座談会です!
①産後・乳幼児グループ②幼児・児童グループ に分かれて、
それぞれ直接グループトークをしました。

①グループのテーマは、「産後・乳幼児の パパママ ごみ出し事情」について。
子どもが生まれてから圧倒的に増えていく衣類、おもちゃのごみ。

「おもちゃはねじ部があったり電池が外れなかったり、どう分別していいか…」
「衣類はなるべくリアサイクルへ出してほしい」
「おむつはパンパンになるまで使用すると、回収時に汚物が飛び散ることがある」
「回収作業時に、小さなお子さんが手を振ってくれるのが励みになる」


などなど、お母さんたちの悩みや、回収現場からのリアルな声が聞けて、
まだ使えるおもちゃをどうすれば有効活用できるのか一緒に考えたり、
回収する人を思いやってごみ出しをしようという意識が芽生えたり、しました。

②グループのテーマは「ごみの出し方・分別事情」について。

「(第1部の)分別クイズは、正直分からないところもあって勉強になった」
「子どものお絵かき帳の処分に困っていたけど、ざつ紙で出せると分かってよかった」
「地域で当番になると、回収NGで残された他人のごみを分別している。大変。」


などなど、分別の大変さ、大切さが語られました。
清掃センターの所長さん、生活環境課の部長さんも加わり、
分別についてもさらにいろいろ教えていただきました。

最後に、今日の座談会をきっかけに、これから実際にどう行動につなげるかや、
このご縁を活かして、何かできそうなアイデアなどの「action!」
各グループで考えました。

「さっそく、家での分別を気を付けます」
「使わなくなったおもちゃの交換会をやろう!」
分別ゲームを小学校などでやってみたら面白いかも」
清掃センターや、パッカー車が回収する様子の見学会で更に学ぶのもいい」
だっくす食ん太くん、買ってみようかな」
などなど、いろんな意見やアイデアが出ました。

子連れの座談会でしたが、富士宮清掃さんのお兄様たちがお子様たちと
しっかり遊んでくれて、終わるころにはすっかり仲良しになっていたのでした!

参加したお母さんたちの感想は…
「 とても楽しかったし、為になりました!
ごみ回収にとって水分が大敵だということも わかりました。」

「 回収側の困りごとも知れて、集めてくれる人への心遣いも大切にしていこう!
と思いました。 」

「 わからないことも気軽に聞くことができて、ごみ分別のこともよくわかったし、
ごみを減らすことを意識していきたいと思います。 」


みなさん、楽しくごみについて学べたようです!
お土産には、『ごみの正しい分け方・出し方』の冊子を頂きました。
これを愛読書に、 これからいっそう、ごみの削減や分別に、楽しく取り組めそうですね!

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ハハラッチライター

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かっちゃい

スーパーとラジオ体操を愛するマジメちゃん主婦 スーパー大好き主婦です。気づくと店内を2時間うろうろしていることもあり。3人の育児と仕事に追われながら、ズボラでエコでおいしい料理を日々探求しています。運動不足ながらも、毎朝のラジオ体操第一・第二は欠かさない♡

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