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4月を目前に、いよいよ新生活スタートだ!という方がきっと多いと思います。自分のときも、ドキドキ・ワクワクしていたことをじわじわと思い出しております。
親という立場になって、今思うことは、子どもの入園や入学準備のこと。
「しっかり準備できるかなぁ…。何が必要なのかなぁ…。」
子どもの入園や入学を控えたおうちは楽しみでもあるけど、不安もいっぱいですよね。
ハハラッチの先輩ママへ行なった「小学校入学のお悩みアンケート」1でも、学用品や準備物についての不安の声が多かったので、同じ悩みをもつおうちの方は多いはず…。
そこで!小学校教諭という立場から、みなさんの《小学校の入学準備》のお手伝いができればいいなぁと思い、小学校で使う学用品についてまとめてみました!
よかったら【かめこリサーチ②《小学校デビューへのお悩み編》】と合わせてお読みください。
入学までのおおまかな流れ
小学校に入学するまでのおおまかな流れはこんな感じです。
・就学時健診【~11月末まで】
→学用品の注文受付
・入学説明会【2月ごろ】
→注文した学用品の受け取り
・入学式【4月】
→教科書配布など
まず、就学時健診の日に指定されたお店の担当者が学校に来て防災頭巾や体操服など、学校で指定された学用品の注文を行います。このとき、クーピーやクレヨンなどの学用品もまとめて注文できます。そして、入学説明会の日にお金と学用品を交換します。
注意
私は、富士市(静岡)の所属なので、富士市の学校の場合を紹介しましたが、お住まいの市町村や入学先の学校によっては異なることがあるので、学用品の注文のタイミングや受け取り方法は必ず確認してください。
※富士・富士宮地区は、学生協を通して注文・購入します。
小学校で使うもの
アンケートではこんなご意見がありました。
・入学グッズが細々している。
・ランドセル必須ではなく、普通のリュックでもいいこと。
・学用品の名付けが大変。
・ハンドメイドした方がいいものやハンドメイド率など、もっと早く知りたかった。
入学前に用意するものは、小学校6年間で使うものがほとんどです。とにかく数が多い!
学校で指定している学用品も含め、まとめて注文した場合、2月ごろの入学説明会の日に受け取ることになるので、前もって準備できることはしておきたいですよね。おおまかではありますが、用意するものをリストアップしてみました。
注意
入学先の学校によっては、指定があったり、みんなで揃えて買ったりするものもあるので注意してください。不明点などがあったら必ず入学先の学校に確認してください。
《ご家庭で用意するもの》
◇毎日使うもの
□通学用のかばん
□ふでばこ
→えんぴつ・赤青鉛筆・消しゴム・定規・名前マジックを入れておく。
□下敷き
□連絡袋【宿題用など分けても〇】
→袋型だと中身が出にくい。金属ファスナーがオススメ。宿題用はクリアファイルだと出しやすいみたいです。
□上履き+上履き袋
→上履きはソールの厚いものがオススメ
□給食セット【箸・マスク・ナフキン】+袋
□エプロン(or白衣) 三角巾+袋
→白衣の場合は学校で注文できる。
《通学用のかばんについて》
通学用のかばんは、何を使うか指定されていない場合がほとんどです。実際にランドセルで来ていない子もいましたし、「ランドセルで学校に行くのが楽しみだった!」という子もいました。
ランドセルは、学校で使うものがしっかり入る容量なので、入れすぎに気をつけて、横掛けバックと一緒に使えば、子どもの両手があくなどのメリットはあります。利便性や安全面、そしてお子さんの思いも含め、ご家族で相談して決めることが大切だと思います。
《エプロンか白衣か》
学校から指定がなければ、準備のしやすさや使いやすさで決めて大丈夫です。週の終わりに持って帰ることが多いですが、すごく汚れてしまうときもあるので、2着ほどあると安心かもしれません。
三角巾も後ろがゴムになっていて、結ばず、かぶるだけの便利品も売ってるので、使いやすいものをぜひ探してみてください。
《ハンドメイドする?しない?》
□体操着袋
□給食セットの袋
□給食袋(エプロンor白衣・三角巾用)
□上履き袋
学校で使う袋たちは、しっかり荷物が入ればいいので、必ず手作りする必要はないです。(袋の大きさチェックはしないです。)手作りをされる方のために、入学説明会の資料でサイズ表を配ることがありますが、市販の既製品でも全く問題はありません。(ハンドメイド率としては、クラスの半分くらい)
□座布団カバー
□チェア(椅子)カバー
手作りについて相談が多いのがこの二つです。
座布団カバーについては、種類は選べませんが、学校で注文できます。座り心地や見た目などを配慮して手作りされるおうちが多い気がします。手作りの場合、非常時に防災頭巾がすぐに取り出せるようなつくりだと安心です。
チェアカバーも、見た目や強度を配慮してといった感じで、手作りの割合としては半分くらいです。学校で買ったチェアカバーをアレンジするか、1から作るかという感じです。
富士市では、ほとんどの学校でチェアカバーを用意することになっていると思いますが、富士宮市では、使わない学校もあるそうです。用意が必須かどうか、入学時に確認してください。
メモ
今は、座布団カバーもチェアカバーもハンドメイド品を購入できます。デザインも様々でいろいろなものがあったので、よかったらチェックしてみてください♪
《お道具箱に入れて使うもの》
□お道具箱
□クーピーとクレヨン
→名前シールは上からテープを貼ると◎
□色マジック
□はさみ【家にあるものでも○】
□のり【液体のりかスティックのりが◯】
→液体のりは、中の蓋を外しておく!
□セロハンテープ
□カスタネット【園で使っていたもので〇】
□図工シート【トイレットペーパーの芯に入れる】
お道具箱と一緒に揃えるものです。学校でまとめて注文できます。特に問題がなければ、入学前に使っていたものをそのまま使っても大丈夫です。(お道具箱は、市販品を使う場合、机の中に入る大きさかどうか注意が必要です。)
注意
《図工シートについて》
約1m四方のビニール素材のシートのことで、図工や書写などの授業で机の上に敷いて使います。
「ビニール風呂敷」や「ポリ風呂敷」がオススメで、100円ショップや通販サイトで複数枚入りで買うことができます。割とすぐに売り切れてしまったり、取り扱っていない店舗もあったりするので、気をつけてください。
《そのほか用意するもの》
□油ねんど
□ねんどばん(ヘラはどちらでも)
→入学前に使っていたもので○
□鍵盤ハーモニカ
→ガーゼもセットで入れておく。
保育園や幼稚園、子ども園で使っていたものをそのまま使う場合が多いです。油ねんどは、状態が良ければそのまま使うおうちもありました。油ねんどと粘土板は学校でも注文できます。
鍵盤ハーモニカも園で使っていたものをきれいにしてそのまま使うことがほとんどです。バックはなくても大丈夫ですが、学校によっては必要かもしれないので、確認をしてください。
学校で注文するもの
□防災頭巾
□名札【中身だけ買うでも○】
□布名札【主に体操服用】
□色帽子
→学校によっては赤白以外の場合も
□体操服の上下
→雨の日も考慮して何着かあると○
□座布団カバー【買うか手作りか】
□チェアカバー【使わない学校も】
□算数ボックス【おさがりでも○】
□白衣(市販のエプロンでも○)
□連絡帳
《名札について》
服に穴が空かない名札など、今はいろいろな名札ケースが売られているので、指定がなければ、ケースは市販のものでも大丈夫です。名札は、防犯対策のため、登下校時に名前が分からないように外させます。外すのが大変な場合、くるりん名札といって名前を見せないようにできる名札ケースもあります。
100円ショップで購入しました。名札ケースを通して使うタイプで、ボタンを利用し、服に穴があかないようになっています。(モデルは2歳児です!)
今回購入したものは、くるりんと裏返すこともできました。ぜひ、使いやすいものを選んでください。
《算数ボックスについて》
名前付けがおそらく一番大変…。特に、おはじきや数え棒が強敵。おはじきは、ほんとに小さい隙間に小さな名前シールを1枚ずつ貼る作業を経験された方が多いと思います。名前シールではなく、イニシャル(富士山かめこなら【ふか】)やおうちで決めたマークなどを書き込んでいたおうちもありました。ぜひ、やりやすい方法で名前をつけてみてください。
メモ
いろいろなところに買いに行く手間や時間を省けるので、体操服などと一緒に学校でまとめて注文するおうちが多いですが、子どもが左利きだからはさみはお店で買ったり、クレヨンは上の子のおさがりだったりと家庭の事情に合わせて用意することもできるので、ぜひ準備しやすい方法を選んでください。
学用品ではないですが…
みなさんのお子さんは、しっかり横断歩道を渡れますか?
しっかりというのは「安全確認をしてから」ということです。下校中の子どもが安全確認をせず横断歩道を渡る姿を目撃したことがあり、本当にひやっとしました。
私は、常々、子どもたちに「車は止まらないときがある」と伝えています。手を挙げるのも道路を見るのも「自分の命は自分で守るため」の安全確認なんだよと。
自分の命を守る力や気持ちづくりも入学前から大事にしてほしいなぁとすごく感じます。ぜひ、入学前からも、入学後も、お子さんとご家族でお話をしてみてください。
最後に
ほんとにおおまかですが、小学校で使うものはだいたいリストアップできたかなと思います。自分の経験上、富士・富士宮地区に限定された部分も多いと思いますので、ご承知おきください。
小学校に入学してから、子どもたちはいろいろなことを経験し、学んでいきます。学用品の準備、なかなか大変ですが、持ち物がそろっていることは、子どものよいモチベーションにも繋がります。お子さんのすてきな新生活のスタートを心より応援しています!!