日本銀行券(お札)の素晴らしさを実感できる『国立印刷局 静岡工場』の無料見学に行ってきました!

2025.05.13 公開

先日、静岡市にある国立印刷局 静岡工場へハハラッチリーダーのかおかおと工場見学に行ってきました!

ここでは、私たちが普段使っている「お札」が、どんなふうに作られているのかを実際に見学することができます。

今までお札について毎日使っているにも関わらず、なんとなーくのぼんやりモヤモヤーっとした知識でしたが、今回の見学でそのモヤモヤが一気に解消!!

とても勉強になり、全力でオススメしたいと思った工場見学でしたので紹介していきます。

富士宮からいざ出発!

見学の開始時間を10時からと13時30分からで選択できるので、今回は幼稚園のお迎えに間に合うよう10時からの見学に参加しました。

私たちは自家用車で現地に向かったため、8時50分頃に富士宮駅を出発。
新東名高速道路を利用し、清水IC出口までが約30分、降りてから工場までは約15分。
道もわかりやすくアクセスもスムーズで、迷うことなく富士宮駅から国立印刷局まで50分程で到着できました。
(工場には見学者用の駐車場は用意されていないため、近隣の有料駐車場を利用する必要があります。)

また、静岡県草薙総合運動場からも徒歩5分程と近く、とても分かりやすい場所にあります。
富士宮駅から電車で行く場合には、
①富士宮駅からJR身延線で富士駅へ
②富士駅でJR東海道本線に乗り換えて草薙駅へ
③JR草薙駅から静岡鉄道の草薙駅へ徒歩で移動し、静岡鉄道静岡清水線に乗り換え、静岡県草薙総合運動場で下車
④静岡県総合運動場駅の北口から出て工場まで徒歩5分程で到着
2回の乗り換えと徒歩で所要時間は約1時間程です。

お札の聖地が静岡に!?初めての国立印刷局でドキドキワクワク

国立印刷局が静岡にあると言うことを知らなかった私にとっては、人生で初めての印刷局見学。

事前申し込みの時にお知らせがありますが、工場に着くと入り口でまずは本人確認(免許証やマイナンバーなど)と手荷物検査があります。

本人確認があると聞き、さすが紙幣を扱う場所。セキュリティも厳重だなと緊張していましたが、到着するとすぐに職員の方2名が対応してくださり、今日の流れなどを丁寧に説明してくれたので緊張もすぐにほぐれました。

その時に『ここは撮影OKです/NGです』という場所も教えていただけます。

工場の中に入る前から国立印刷局は第二次世界大戦の真っ只中に建てられたお話や、お札に混ぜられている『三椏(みつまた)』についてなど工場見学前からすでに学び多く面白いお話を聞くことができ、すでにワクワク楽しい雰囲気です。

お話を聞いている途中、工場内からちょうど電車が通っているのも見えました。
実は、工場のすぐ横を電車が通っているため、静岡鉄道静岡清水線の県総合運動場駅付近やJR東海道線の草薙駅〜東静岡駅間の一部から工場内が少しだけ見えるようです。

いよいよ工場見学がスタート!!

工場の中に入ると2階の見学者ホールにて

  • 国立印刷局と造幣局のちがい
  • お札の製造工程
  • 偽造防止技術とユニバーサル

を、30分ほどの映像を見ながら学びます。

この時も、職員の方が映像に合わせわかりやすく補足してくれるので飽きずに学ぶことができました。

座学が終わるといよいよ工場見学。

見学では案内の最中に、お札に使われている「すかし」や「ホログラム」、偽造防止のための最新技術についても詳しく説明してくれました。

そして、案内中の説明がこれまた面白い……!!

細かい工夫やどうしてそのような工夫をする必要があるのか、お札ごとの細かな違いなど

『えぇ!?そうだったの!?すっ……すごーーー!!』という内容が次から次へと飛び出てきます。

そんな素晴らしいお話を聞きながら、日本のお札はこんなにも手間と技術が詰まってたんだ!と、改めて感動。

しかも、ただ印刷して終わりではなく、何度もチェックが入り、世界中でも圧倒的に優れた技術だそう。

人の目と機会を使った徹底管理。これなら安心して使えるなと納得でした。

工場内はガラス越しに見学できて、実際の作業風景も見られるので臨場感もたっぷり。

残念ながら私たちが行った日は機械がストップしていましたが、その他の作業風景を20分ほど見学することができました。

工場を見た後は、展示室見学。
見学前は『撮影禁止なんだよなぁ……思い出の写真撮れるかなぁ』と心配でしたが、展示室は撮影OKで学びや観るのはもちろん、実際に触れることもできる展示物も充実していて、たくさんの写真を撮ることができました。

1億円の重さを実際に体感できたり、お札風のかわいいスタンプ体験もできて、工場見学の思い出をたくさん残すことのできる展示室でした。

最後はお楽しみのお土産タイム!

見学の最後には、売店でお土産を購入することができます。

印刷局ならではの「傷んだりして使えなくなった日本銀行券の裁断片」入りボールペン・シャープペンやタオル、クッキーなど、どれも可愛くテンションがあがるようなお土産が勢揃い。

1,000円以下でゲットできる商品もあったり、面白いものが多くて選ぶのも楽しかったです。
支払いは現金のみですので、かわいいグッズをたくさん購入したい方は多めの現金持参がオススメ。

さいごに

初めての静岡工場見学、あっという間の1時間半でとても充実した時間でした。

お札のことを知ることで、普段何気なく使っているお金に対して『こんなに手間がかかっているのか。もっと大切に使おう』と、ちょっと見方が変わった気がします。
また、日本のお札はデザイン性も非常に優れているため、海外からの方にも人気が高いというお話を聞き、日本のお札を毎日当たり前に使えるこの環境は素晴らしいことなのだと実感しました。

1番最後に『お札をどんなふうに使ってほしいですか?』と職員の方にお尋ねしたところ『汚したり破ったりしてほしくないのはもちろんですが、悪いことに使われませんようにという願いを込めています』とのこと。

職員の方の溢れるお札への愛を感じ、更にお札が好きになりました。

この素晴らしい工場見学は、誰でも無料でできるので大人にも子どもにもオススメ。

夏休みなどは特に人気があるそうです。子どもたちの自由研究の候補にどうでしょうか。

興味がある方は、国立印刷局 静岡工場の公式サイトからぜひ、予約してみてください。

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ハハラッチライター

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ちゃんタカ

座右の銘は「人生一度きり」 子ども3人、フレブル2匹、ボディビルダーの旦那さんと生活しています。 個性強めな我が家ですが、一期一会を大切に転入ママと元保育士の目線を生かしながら、富士宮の魅力を精一杯伝えていきたいです。

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